スリランカの不吉な40%ガソリン代高騰 |
日曜の朝の人々の反応が そら恐ろしい気さえしますが、これでまたあらゆるものの値段が上がってしまいます。
単なる燃料の値上げというより、評判の悪い行政の在り方や税金の使われ方への疑問といったもののほうに多くの人の目が向くのではないでしょうか。
このスクープを聞いたときの あるスリランカ人の反応は、リアルに海外への移住を考える頃がきたというようなものでした。スリランカから外国に出ようとする人は チャンスを求めている人ばかりではなく、富裕層も 馬鹿馬鹿しい政治の在り方に「巻き込まれるのは御免」と出て行ってしまう人も多いようです。つい最近も仕入先の会社のオーナーが突然に海外に移住してしまい、会社が無くなったということがあったばかりでした。
スリランカが世界の中でもっと高い位置に着けるように、というモティベーションを持って働いている人も大勢いるというのに 政府はそれを全く応援していないかのようです。
「スリランカっていい国だね」とガソリン高騰のニュースの話の際に社長が日本語でそういいました。
悪態は狂おしいほどの愛情の裏返しとも聞こえるのですが、トーンが自嘲を超えて絶望的なので国の先行きに何か深刻なものを感じてしまうのです。