スリランカ キトゥルハニー作りから帰ってきました |
片道約5時間、毎回たいへん身につくものの多い旅です。行きの出発前に社長に
「君もキトゥルの海に溺れるんだ」とニヤッと笑って言われましたが、やはりその言葉通りに
キトゥルハニー作りは重労働でした。私は主にティスティングの目的で出かけたのですが
攪拌や運搬なども手伝うことができて、現場の人と少しだけ一体感も持てることができて
嬉しかったです。
今回は、スリランカ全体のキトゥルハニー製造について心配になる情報もあり、今後のキトゥルハニー作りについて特に考えさせられました。
トラックにいっぱいのキトゥルハニーをピックアップしてきたため、車が重く道の凹凸の所に
差し掛かると車をとてもゆっくり動かさないといけませんでした。無理な追い越しも無し。
重い車が左右に振れて危険なのです。私は疲れの余り、車内でめいっぱい寝てしまいました。
地方の道はまだまだ街頭などは整備されているところが少ないので、夜は漆黒の闇になり
まったく先が見えなくなります。キトゥルハニーを作るコトゥマーレは高い山の上のほうなので
クネクネ曲がる峠道の恐怖は昼間と比べ物にならなくて、ガードレールもないからちょっとでも
ハンドルを切り間違えたら真っ逆さまに転落という肝試しドライヴでした。
今回運転手を務めてくれた新人の18歳、ありがとう!キトゥルハニー作りまで手伝ってもらって
本当にご苦労様でした。出来立てのキトゥルハニーを嬉しそうに舐めている彼の初々しさが
ちょっとまぶしかった。
社長も毎度毎度お疲れ様でした。しょっちゅう泊り込みで研究に出かける大変さを実感しましたよ。
ここずっと工場のある地域は雨続きで、孔雀椰子の蜜にも影響が出ました。
現場の人たちと同じ釜のメシを喰い、キトゥル・ラーを仕事の合間に(!)あおって私なりに
一生懸命働いてきました。
世界的な問題になってる気候の変化がスリランカのキトゥルの蜜にも影響しているのではという心配な問題と、他工場の化学薬品投入、そして心を持つ孔雀椰子と人間との関係など 様々な
テーマを含みながら、この自然の恵みの蜜と付き合っていくのです。
詳しいことはまた次回・・ おやすみなさい~