Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php on line 25

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php on line 30

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php:25) in /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php on line 81
YASMEEN ヤスミン 店長日誌::長野 野尻湖 『奥信濃山荘』 から黒姫へ~自転車の旅

YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

| VIEW | ADMIN | TAGS | ARCHIVES |
長野 野尻湖 『奥信濃山荘』 から黒姫へ~自転車の旅
先週はじめの連休を利用して、ひさびさの自転車ツーリングに長野まで出かけました。
天気予報では11日土曜以外は連休中快晴とのこと。
交通は新幹線では費用が高いので、ネットで検索して新宿駅西口から出る長野行の格安バスを
往復予約しました。往復で5000円強と安くてびっくり。平日だともっと安いようです。

自転車は長野の野尻湖で、昔から大変ご縁のある奥信濃山荘にペリカン便で送り、キャンピングで必要になる冬季用シュラフ(寝袋)はネットオークションで落札して、山荘まで出品者さんに直接送って頂きました。
持って行ったのはテントと携帯コンロとチタンカップ、トイレットペーパーと蝋燭、あとは着替え類のみ。

バスは11日の朝8時に出発なので、30分前に到着したら私が最初の乗客でした。
感じよい運転手さんに席に案内してもらうと、にわかに小雨が降り出して間一髪。
連休初日なので席は瞬く間に埋まり満席に。

早起きのせいか、2回あるトイレ休憩のたびにしか起きず寝っぱなしでした。
最初の東御のかなり大きな道の駅は曇り空で空気がとても冷たく、まるで雪でも降りそうな
天気。フリースのポケットに手を入れて体を縮めて外に出ます。

1.jpg 佐久の道の駅。まさか あんなことになろうとは

2.jpg 3.jpg
手作りジャムや特産品がいっぱいの佐久。好きな「五一わいん」も。

2度目の休憩は長野の佐久のインターチェンジ付近の道の駅で、寝起きのぼんやりを覚ますため、大変キレイなお手洗いでボーっとし、時計を見ないまま外に出ると目の前を私が乗ってきたバスが出発して、そのまま高速に乗って行ってしまいました。
走って追いかけるも無駄なことで しばらく茫然と突っ立っていると、体の奥で「大丈夫。死ぬわけじゃあない」と声がして、気を取り直して道の駅のフロントへ。
オフィスの皆さんも やや唖然として「えー!」「えー!?」とあちこちから驚きの声が・・・・かつてないことだったのでは。。。。
私が悪かったので・・・と上ずる声を抑えてとりあえずバス会社に連絡してもらい
荷物が乗ったままなのだという事情を説明するとすぐに連絡がきて、今から乗用車で迎えに行きますとの即座なご対応をいただいてしまいました。

恐縮しながらもとりあえずホッとして待っていると20分強で会社の方に迎えにきていただき
そのままバスを追いかける形になりました。気まずいのと、いい歳をして人見知りする性格からあまり車中でもお話出来ず、長野の美しい山々を眺めながら過ごすと、あっというまに長野市内
に。ガソリンスタンドで、バスに乗っていた私の荷物を受け取り、そのまま長野駅まで送って
頂きました。
互いに謝りながらのお別れで、本当にバツが悪かったのですが、対応がとても良くて今後も長野へ行く際は安心して利用したいと思いました。(あちら様が嫌がるかもしれませんね。。。)

トレッキングの格好をした人が大勢いる大きな長野駅から、JR信越本線の [妙高高原行き]の電車に乗ると、都会を離れてどんどん山の間を抜け美しい木々の広がる景色が窓の外に見えだしました。

4.jpg長野 駅の黒姫に向かうホームにて

野尻湖へ行くには、長野駅から40分の黒姫駅で降ります。予め、お世話になる奥信濃山荘のオーナー夫人のまさ子さんに連絡しておいたので、黒姫駅に着くと車で待っていてくれました。
黒姫駅に来たのは何年ぶりだろうと思い出すのも難しいですが、前と同じ変わらぬ風景だった
ような記憶があります。
まさ子さんとは9月初めの神奈川県茅ヶ崎市でのイベント「魅惑のスリランカと手工芸作家展」でご一緒させて頂いたので間を置かずの再会。
いつも朗らかでポジティブなエネルギーのあふれている陽のあたる樹のような女性で
ホッとさせられます。車中で、佐久に置いてけぼりになったことで笑い合い、5~6分程度で
野尻湖の奥信濃山荘へ。以前と変わらぬペンションの佇まいに安心する想い。

奥信濃山荘を知ったのは、元を辿ると十余年前に本牧で私が起こした自転車での事故がきっかけだったのですが、骨折のリハビリを担当してくれた人の紹介でこのペンションを知ることになったのでした。
あの時タクシーとぶつからなければスリランカに来ることもなかったので、人生と人との繋がり
が複雑なタペストリーのように思えて来ます。このペンションに関係する様々な人との出会いと
関係は深い縁になって、一生続くような気がしています。

5.jpg
奥信濃山荘のリビング。大きなストーヴに薪をくべ、暖を取ります。

山荘のオーナーも元気そうでお変わりない様子に安心。
チェックインしてから 既に届いている自転車を整備するため外に出ると、陽が落ちてきているせいか空気がとても冷たくなってきました。関東とは空気が全く違い、おいしい。
冷たい清水のように肺に入ってきます。

自転車はマウンテンバイクで、世界旅行に使用したものを実家に保管しておいてもらい
4年ぶりに表に出したのですがエアキャップでぐるぐる巻きにして保管しておいたので錆びも
なく、しまった時のままの状態で顔を出してくれました。
前後のチューブの空気だけが抜けていたので、チューブごと交換するため数年ぶりにタイヤレバーを握って、ぐいぐいとタイヤを外そうとしたものの カンが戻らず えらく時間がかかりました。
自転車のチューブのバルブ(空気を入れるところ)の規格は3種類あって、日本で一般的な英式、ガソリンスタンドでも空気が入る米式、細長い仏式とあります。
世界中、国が違えばバルブも違い、この3種類のどれかがハバをきかせているのですが、そのため自転車旅行者は3種類のバルブ対応の携帯空気入れを持つか、変換バルブを用意しておくかしないと 旅先で立ち往生することになり、バルブひとつとはいえかなり重要な部品です。

そして。
私がタイヤを外し、あらかじめ用意してきた新しい英式バルブのチューブを前輪のホイール穴に通そうとしたところ、穴が狭くてバルブが通らないではないですか!
私の自転車ホイールは元々 仏式バルブ対応で、太い英式バルブは通らないため、旅行中インドで後輪のチューブが破裂してチューブ交換をしなければいけなかった時に、えらく大変な目にあったのでした。(インドは英式バルブ)
その時は地べたに座った職人さんが夜中、ヤスリで2時間くらいかけてホイール穴を広げてくれたので事なきを得たのですがそのことをボンヤリして完全に忘れてました。
前輪は旅行中なんと一度しかパンクしなかったためにバルブの規格の問題に当たらなかったのです。オーストラリア製のパンチレスチューブの威力、恐るべし。
佐久のバスのときと同じく、自分の前確認の欠如から来るトラブルにしばらく茫然としたものの しょうがないのでオーナーにヤスリをお借りして、ゴリゴリ穴を削り広げていると、オーナーが電動ドリルを持ってきてくれて ドガッガガガ!っと ものすごい勢いで穴を広げてくれて、あっという間に解決。これで問題なし、感謝!!

しっかりチューブの入ったチャリにカンカンに空気を入れて、自転車が生き返ったように見えました。

余談ですが、先のインドのコルカタから南の町で、ホイールの穴を広げてもらっていた時、ホイールの穴の
違いに珍しがった職人が、ホイールの穴と インドの英式バルブを指差し「これはジャパニーズサイズ。バルブはインディアンサイズだね」と ちょっとエッチな冗談を言ったので、なごんだりしました。

自転車が折角乗れる状態になったので、うずうずし オーナーに言って野尻湖を廻ろうと走り出したところ、4年以上この自転車に乗っていなかったので、慣れるまでにちょっと時間がかかり野尻湖一周しようとしたものの、もう周囲はどんどん暗くなり ライトもなかったのでこれは危ないと、途中でペンションに引き返しました。
他の宿泊される方もペンションに着いており、にぎやかなリビングで まさ子さんが腕をふるう新鮮なお野菜たっぷりとオーナーがご自分で育てた無農薬のお米で大満足のお夕食。
次々小鉢が出てきて、お腹一杯になりました。
7.jpg 野菜の味が美味しい。長野の地のものばかり

同席頂いた方々は毎年ペンションに来られる福島の学校の先生方だそうです。

お風呂をいただいてから、リビングで先生方のピアノ演奏と歌を聴かせていただき、思い出深い晩になりました。
野尻湖の夜は寒く部屋でベッドの上でシュラフにもぐって眠り、明日のキャンピングに備えます。
〈続き次回へ〉

6.jpg 冬季用シュラフ。凍える寒さでもあったか!





etours-banner.jpg


YASMEEN Buyer's Gate