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YASMEEN ヤスミン 店長日誌::長野 野尻湖 『奥信濃山荘』 から黒姫へ~自転車の旅その2

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長野 野尻湖 『奥信濃山荘』 から黒姫へ~自転車の旅その2
野尻湖の南側には「象の小径 (ぞうのこみち)」は2.5km程度の 自然林に囲まれた
トレッキングコース。この道の先へ進めば野尻湖の湖畔に出る事が出来ます。
ある企業の土地になっていますが、普段は人も誰もいないため 昔、黒姫の赤鬼こと
C.W.二コルさんが長期キャンピングをしたことでも知られています。

「そこにもだいぶ前に熊が出たことがあるよ」と奥信濃山荘のオーナー。
何もびっくりすることはないのです。
このあたりは熊のいるところに人間が入り込んだようなものなので 時折ツキノワグマが
出没するのだそう。
キャンピングをするなら、ちょっと注意しないと。
まさ子さんは寒さの方を心配して、いざとなったら山荘の隣の土地にテントを張ればと言ってくれます。
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出発の朝、朝食前の7時半に表に出てみると温度計は8度を示していました。
空気が澄んで空も抜けるような青。昨日直した自転車のタイヤも気になって触ってみましたが
空気も抜けておらずしっかりしていたので安心しました。

まさ子さんお手製の焼きたてパンと朝ごはんを戴いて、福島へ今日戻られる先生方と表で
記念撮影。部屋で支度をしてから10時すぎにようやく出発。
自転車にテントとシュラフをくくりつけ、着替え類やキャンピング道具はリュックサックに詰めて背負います。

9.jpg テントとコールマンの冬季用シュラフ。大正解の買い物でした

サイクリングの場合、リュックを背負うのは体に負荷を余計に掛けるので良くないのですがショートサイクリングなので、もう適当です。

イッテキマースとオーナーとまさ子さんにご挨拶して爽快な気分で走りだしました。
山荘を出るとすぐに野尻湖の周囲をはしる道路に出ます。
湖の周囲は緩い勾配があるので、出発してすぐに登り坂につかまり、早くもへばり
後ろから来るロードバイクに追い抜かされていきました。林の間を走ると涼しく、苦しいけど気持ちいい。

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サイクリングルートは、昨晩山荘でもらった地図を見て即席で決めた野尻湖→黒姫高原→
ちょこっと戸隠まで。
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山荘から走ること10分程度で国道18号に乗れる交差点にぶつかり、右へ曲がって妙高方面へ。
曲がらずまっすぐ行くと忍者にゆかりの深い戸隠に行けます。戸隠には美味しいそば屋さんや
戸隠神社、美しい小鳥ヶ池があります。私は先に黒姫へ。

車の多い国道18号は、サイクリングにはややストレスですが 数百メートルで黒姫高原へ進む広くて車の少ない快適道路に入ります。下るとすぐに広々とした「道の駅 しなの」へ。
ペットボトルのお茶を買って出発。
高原へ続く道は両側を深い森に覆われた下りで、しばらくすると長い登り坂に入りました。マイペースで休みながら登り、それとなくちらちらと今夜のキャンピングサイトを物色。森の奥を覗きこみ目星をつけます。

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道の駅しなのとそこから見渡せる紅葉した山の姿。方角的に戸隠?(違うかも)

14.jpg 天気は快晴。空気が澄んでます

黒姫にはとても多くのペンションがあちこちにあるのですが、どうも閉めている所の方が多い様子。需要よりも供給のほうが明らかに多そうで、少々寂しいものがありました。

地図を見ながらまずは黒姫コスモス園へ。
登り坂が やっととりあえず終わった先に、目の前にいっぱいの山々がとってもキレイ!
登りのさわやかな達成感が気持ちいい~

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コスモス園の前で。右は絶品親子丼!

連休のためか近隣の県からの車がいっぱいで、コスモス園の駐車場は満杯の様子。
自転車を停めて入場料500円を払ってコスモス園に入場しました。
花畑より食い気を満たすため、まっしぐらに食堂に入って地鶏の親子丼を一気に完食!
食堂からは遠くの雄鹿池が見下ろせました。

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花畑はおとぎの国のよう。。。自分に似合わない場所に照れました

コスモス園を出た後は、さっき来た道を下って戻り、途中の交差点を右に入り戸隠方面に。
道を歩いている人がほとんどいないため、店も無く何処で夜の食べ物を買おうかと思案しました。既に2時半。今まで走ってきて、一度もコンビニもスーパーマーケットもなかったような・・・

戸隠高原に続く国道36号に乗り、また緩やかな登り坂へ。しかし、食料を調達していないため
このまま戸隠に進んでもきっと買い物場所は無いと感じて、途中で黒姫駅まで引き返し
すぐそばにあった第一スーパーでやっとお買いもの。
食べ物を買うときはサイクリングで至福の時。
今夜と明日の朝食べる食材をゲット!水も2Lボトルでたっぷり持って自転車の荷台にくくり付けて再び黒姫方面へ出発です。

本道から細い道に入り、民家も近くにない、ここは良さそうだと感じた森の中にささっと潜り込み奥へ奥へ自転車を引きながら入り込みました。熊の姿がないかな~と多少びくびくしながら周りを何度も見まわしましたが、足跡らしきものもないし、枝が折れていたり糞もないので大丈夫そう。

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森の中、荷物をほどいてテント張り。慣れたもんです

もう16時近く。森の中はどんどん涼しくなってきてるので、さっさと地面の平らな所を探してテントを張るべく小枝や石をどけて、地面をならし出来るだけ凹凸を少なくして自転車から荷を下ろしテントを引っぱり出します。
今日初めて張る新しいテント。ドンキで2000円台で買った安いテントですが、これで十分。
張ったテントの中に荷物を放りこみ、携帯コンロで早速お湯を沸かして周りが明るいうちに
コーヒーを入れ、ほっと一息・・・

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テントの中でガスコンロに火をつけてコーヒー&飯! 外はやがて深い闇に

夜ゴハンのマカロニを、鍋がないのでコップで茹でてからトマトソースを入れてかき込みました。早々に寝袋に入って横になり、携帯のメールを見たりしながら就寝。クマさん来ないでね~


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朝は気持ちの良い快晴!陽が昇ると暑いほど

翌朝はあまりの寒さに4時ごろから何度も目を覚ましてはシュラフの中に頭まで潜り込み。
トイレに起きると息が白い!
暖かくなる9時くらいまでテントの中でぐずぐずして、カップラーメンを食べてからテントを畳んで出発し ルートを決めずに黒姫周辺を走り回ってから、午後2時ごろ野尻湖の奥信濃山荘に帰還しました。

家に帰ってきたような安心感。

リビングではまさ子さんと、草木染めの教室の皆さんがお茶の時間を楽しまれてました。
まさ子さんはペンション経営の傍ら草木染めの教室の先生をしていて多くの生徒さんに織物と
草木染め、樹木染めを教えてらっしゃいます。
皆さんには、長野には普通に熊が多いのだというお話や、今年の秋は熊の食べ物が多いのであまり人里まで来ないといった面白い話など聞かせていただきました。
動物王国長野、素敵な所です。
C.W.二コルさんの「アファンの森」も長野にあり、生態系を回復させるために森を広げて財団で管理しているとのこと。
戸隠、飯縄の霊峰と神秘の黒姫に囲まれた長野がこれからも豊かな自然のまま残ればいいと
願ってます。
この夜はオーナーとまさ子さんと一緒に赤倉の温泉へ行きました。


翌日最終日の朝、オーナーたちと車でJA中野市農産物産館オランチェに野菜の買出しへ。
ほとんど全部、農家直送の野菜が100円!大勢の人が車で買出しにきていました。
ぷりっぷりに太ったおナスや、大きなしめじ、ヒラタケなどいろいろ買い込んでお土産に持って帰ることにしました。袋にたっぷり入っていて、何よりも野菜が活き活きしているのが見た目でわかるのがすごい。

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美味しそうなお野菜が いーっぱい!!これが贅沢!

道の駅として、成功している例として長野でも知られているそうで観光ルートにもなっているとか。帰りの車中は下仁田ネギのいい香りが充満してました。
やっぱり、新鮮な野菜が最高のごちそうかなーと思う私。ナスをどうやって食べようか考えると嬉しくなります。

夕方長野駅前から出発する、新宿行きの高速バスに乗るべく奥信濃山荘を後にしました。
オーナーに黒姫駅まで送って頂き、再会を約束してお別れ。

夕刻の黒姫駅は小旅行の余韻でしんみりさせるのに十分でした。
またすぐにでも来たい信州です。

33.jpg また来る日まで




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