スリランカ もっと美しいバティックを |
日本の住宅の中でバティックがどのような鮮やかさを放つのか、考えるととても楽しくわくわくさせられます。
どのような部屋の風景になるか、用途も壁掛けにとらわれることなく、自由な発想でお使いいただくのが良いですね。
以前、社長とお邪魔した日本のあるご家庭で、横幅2mをこえるバティックが額装されて飾られているのを拝見したことがあり、普段は布一枚の気軽に接しているバティックが絵画のように額に収まって それは見事なものでした。
それが頭にあったのか、「バティックを額装してみてはどうか?」という社長の提案で、今回数枚のバティックに関して額装してみることにいたしました。
すると想像していたよりも遙かにバティックの美しさが引き立つのに驚き、また 大きな喜びも感じました。
バティックを額に入れることは、メリット・デメリットがあり、良い点はそのまま壁に掛ける事が出来てインテリアとしてお使いになれること、欠点は、表面をガラスで覆うと折角のバティック本来の風合いや質感が分かりにくくなるという点でしょうか。
そのため今回行った、ガラスで覆わずに布の表面を見せる額装は、バティックの美しさを生かすものです。
美しく造られた額縁というのはそれ自体が芸術で、収まる絵画を引きたてもすれば額に負けてしまうこともあるやもですが、バティックの優れた作品は、職人の造る額にも見劣りしないと感じています。
スリランカバティックの可能性はまだまだ大きく、もっともっと美しいものを見たい、そうしたものを紹介していきたいと切に願っています。