YASMEENヤスミン 綿へのこだわり |
綿の主な輸入元はインド・中国の二大大国で、近年はどんどんと中国の綿がシェアを伸ばしているようです。中国・上海の大会社がスリランカに綿を卸しています。
中国の綿。安価で小ロット販売に対応しているので業者に人気がある。
「天竺綿」と呼ばれ、質の高い綿の代名詞でもあったインドの綿ですが、アメリカ政府の綿価格の引き下げと中国との貿易関係強化で苦難がずっと続いています。
綿花買取の価格が暴落しインドの綿花農家の自殺が数年前から尋常でない数字にのぼっていることは日本のTVでも何度か取り上げられたことがあるのでご存知の方も多いと思います。
綿。大昔から使われてきた天然素材。
インドの綿は、端切れを触っただけでもそのコシの強さがはっきり分かり、型崩れしにくく丈夫、そして肌触りは滑らかという特性を持っています。
スリランカで購入できるインド綿は中国の綿に比べ倍近く高価なものもあり、スリランカの縫製業者も作る製品の価格帯によって、どちらの綿を使用するかを選り分けています。
ベッドシーツやブラウスなどは、インドの綿の良さが はっきりと出てきます。なめらかで汗を吸い、さらりとしているので肌に触れるものに最適の素材です。
インドは今だアメリカのバイオテクノロジー企業に取り込まれず、遺伝子組み換えの綿は少数派であり(2008年現在)昔からの種を使い手摘みで綿花を採るやり方をしているところが多く残っています。生産効率の面から見れば時代遅れなやり方でも、安全な綿花を作っているのです。
安易に安い綿に走らず、質の良いインド綿を見直して行きたいと思います。
その使い心地の良さは、一度使えばはっきりとわかるのですから。
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