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YASMEEN ヤスミン 店長日誌

YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

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スリランカYASMEEN バティック新入荷
欠品していたスリランカバティックが入荷しました。新しいカラーのものも数点入りました。

batik-bt16 BT-16「愛」 8,000YEN 79cm×115cm

batik-bt16B BT-16B「愛(バック ホワイト)」 8,000YEN 79cm×115cm

batik-bt16C BT-16C「愛(ブルー)」 8,000YEN 79cm×115cm

二羽の鳥が首を絡めて、その形がハートになっている『愛』を意味するバティック。
今までは赤のバックのみでしたがホワイトや、全体をブルーで染め上げたものもご用意しました。

今回の仕上がりは良いものばかりで嬉しく思います。自信を持ってお出し致します。

他にもご好評頂いておりました「輪廻」や「LOVERS」も入荷。BT-53「華と鳥」はさり気無く色が前回と変わっておりますので写真を入れ替えました。是非ご覧になってください。

batik-bt53 BT-53「華と鳥」 4,000YEN 64cm×89cm


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YASMEEN リーフペーパー封筒の味わい
木々の葉の形がそのまま紙に漉き込む『リーフペーパー』。封筒に加工され、手軽に使えるようになりました。
1枚1枚手作りの紙のため、葉のある位置が全て違っています。
歳をとった大きな葉や、まだ若めの小さい葉っぱが混じり 作る日の湿度によって出る葉の濃さが変化します。封筒自体は機械張りで、既製品の質となんら変わりはありませんが それ以外は唯一無二のものとなります。
leafpaper1

油性&水彩ペン、ボールペン、鉛筆とどれにも適正があります。家庭用プリンターの場合、レーザープリンターに対応可能。但し葉の凹凸が深い部分にかすれが生じるでしょう。インクジェット印刷ではにじみが生じます。
leafpaper3

手書きで出されるご結婚式の招待状や、ダイレクトメール、エコロジーを意識された商材を扱う法人様にもお勧めしたい文具です。
単なる消耗品としてではなく、受け取る側が大事にとって置きたくなるような紙として 大切な場面でお使いいただけます。

leafpaper4

ご使用の用途に合う紙かどうかをまずご購入の前にご確認ください。
↓無料のサンプルを郵送いたしております。(フォームからご請求ください。24時間以内に受領のメールが届きません時は本サイトから直接Eメールにてご請求下さい)

リーフペーパーの紙見本請求はコチラ


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スリランカ 聖地カタラガマ巡礼 後編
朝6時半に、お参り用の白いブラウスを着て 社長、プリヤンタと私で太陽が高く上がる前に
お参りに向かいました。プージャー(礼拝)用の供え物の果物を予め朝早く社長が売店で
頼んでおいたので、宿の前の店でそれを受け取りました。
1つ600ルピー程度と 物価を考えれば大層高いものですが、まだこれは安いほうで数千ルピーする供物もあるそうです。切り分けられたスイカ・パイン・マンゴー・バナナ・グァバなどが籠に飾られていて、新聞紙が掛けられていました。

社長とプリヤンタがそれを1つずつ大事に両手で持ち、そのままカタラガマ神殿に歩いて向かいました。
白い服を着た人やカラフルな服の多分ヒンドゥー教徒の人、いろいろな人たちが朝早くから同じ方向に向かっています。
なんとなく皆、嬉しそう。

呼び込みが騒がしい商店街で、ヤシの実・ココナッツオイル・お線香を買い求め、商店街を抜けると木立があり、木々には車のナンバープレートが神社の絵馬のようにいくつも架けられていました。これは交通安全祈願なのだとか。すぐ目の前にマニック河の上に架かる橋があります。この河で昔は皆沐浴してお参りしたそうですが、今は水が汚染されているので沐浴する人は少なくなったそうです。宝石が河でいっぱい採れたことから「マニック(宝石)河」と呼ばれるようになったと言います。

鯉か何かいるのか岸で餌をやる人がいて、魚影の大群が濁った水の中に見えました。
大勢の人たちと細い橋を渡ると気持の良い広々した庭園が広がり、木々には珍しいサルの姿が。尾の長い、灰色の体に黒いクマどり、ダンブッラなどにいる日本猿に似たのとは、はっきりと種類が違うものです。あとで調べたら、インドにも生息しているハヌマーン・ラングールそっくり。餌をあげようとした女性が襲われたりしていたので、社長に「手を出さないで」と注意されたものの、ほとんどの猿は人間には目もくれず、離れた木々の上で悠然と過していました。

橋を渡ってからというもの不思議に心が落ち着いて、そこらに落ちている牛の糞を踏まないように歩いていくと あちこちに犬がおり、丁度 陽の射す砂の上に体の皮膚が赤むけた様な明らかに病気の子犬が横たわっていました。
死んでいるのかと じっとお腹の辺りを見つめるとお腹が上下していたのでほっとして、撫でたい衝動に駆られたものの寝ているのでそのまま通り過ぎてしまいました。
病気の子犬が4月の新年に死んだ 私の2匹の子猫に重なり悲しかったです。周囲の犬たちも、道の端に座り込むか寝ている物乞いたちも 健常そうでなく、どこかが悪いように見えたため 普通の姿で健康でいるということが奇跡のように思われて切なくなりました。

目の前に門があり、サンダルを皆そこの脇で脱ぐので私もそれに倣い聖域の門をくぐりました。

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門をくぐるとすぐ目の前の カタラガマ神の神殿の小さな入り口に人が溢れていて、プリヤンタが表で待ち、まず社長と私が先に一緒に入りました。

kataragama10.jpg 神殿内部

kataragama11.jpg カタラガマ神

薄暗い、小さな空間の正面にそこだけ光を帯びているかのようなカタラガマ神の肖像。
人が大勢入ったものの 騒がしくなく不思議に整然とした雰囲気の中私は周りの人に倣うようにしてお賽銭箱に小銭を入れました。社長がどんどん先に進み 完全に精神世界に入り込んでいるのかこちらを見ないので 後を追って人々の列に並びました。最前列に行き、両手を合わせてカタラガマの神様に祈りを捧げ、社長が両手に持った供物の果物を神殿の人に渡して、供物が奥で清められ また彼の手に戻されました。すると私も彼もお経を唱えられながら親指で額に白い灰を付けてもらいました。出口の手前で、流線形の細長い口の水差しを持った人が水を注ぐ格好をしたので社長に「それを飲んで」と言われ、両手で水を受けて頂きます。

時間にしてきっと数分のことだったのだと思います。しかし 明るい外に出てしばらくぼんやりとし、何か凝縮された得難い体験でした。

神殿の正面付近に戻るとプージャーを終えたプリヤンタがいつの間にか後ろにいて合流し、戻された供物を持って3人で隣の建物の中に入り ここは仏陀や体の青い、確かシヴァが祀られていて、ここでも祈りを捧げました。

ボーディ・ツリーの傍の日陰の壁際で、3人で清められた供物の果物を食べることに。周りを見るとやはり壁際に座って家族連れなどの人々が嬉しそうに果物を食べていました。プリヤンタは何故か微笑んで手を付けようとしないので、私は内心 彼は長年ガイドをしていて色々な内情に通じているので供物を切り分けたりする店屋が実はかなり衛生的ではないとか、そういうことを知ってて食べないのかもと勘繰ったのですが、喉も渇いていたので気にせず頂きました。社長も「これは食べたほうがいいものだよ」と自分で言いつつ ちゃんと皮に被われた綺麗なバナナばかり食べているし。でもスイカ、パイナップルの輪切りが普通に美味しく、私のお腹もその後何ともなかったのでした。
残った果物は勿論捨ててしまうわけでなく、このあと更に奥のキリ・ヴィハーラまで行くため神殿敷地内の壁際の隅っこに新聞紙を掛けて置いておき、神殿の先に伸びるまっすぐの道に向かいました。

kataragama12.jpg 美しいキリ・ヴィハーラ

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象の下を子供を抱えてくぐる人。厄祓いの効果ありとか。

一直線の砂の道の両脇に よく手入れされた木々の緑、そして道の先には真っ白な大きなダーガバのキリ・ヴィハーラと青い空。このタージ・マハール的シンメトリーが大変美しい光景で、見とれながら歩きました。途中の花を売る屋台でオウルと捧げものの白い小さな花を買い、ダーガバ手前の階段を上ると左に象が居て 人々が象の体の下をくぐっていました。象使いがちゃんと見張っているので踏み付けられはしないですが、小さな子が怖がって泣いていて それを周りの人が楽しげに見ていました。象の体の下をくぐると穢れがとれるのだそうです。

ダーガバの周囲を時計回りに歩きながら花を捧げるのは、仏教寺院で何度か経験していたので特に戸惑うことなく出来ました。オウルの花を捧げる前に社長に「ちゃんと茎を折って捨てて。でないとまたそれを売る人がいるから」と言ってぶちぶち茎を切っていました。両手で花を捧げてお祈りし、ダーガバを一周してから床に3人で坐り、手を合わせて改めてお祈り。お経を唱えられる人は自分で唱えます。

kataragama15.jpgオウルを持つプリヤンタ
お祈りも終わると先ほどの道を戻り、最初に買ったココナッツオイルで小さな火を灯し、またカタラガマ神殿のところまで歩いて戻りました。裸足なので足の裏がヤワな私は既に早く歩けなくなり、2人にどんどん離されます。スリランカに来てから運動不足が祟ってか随分体が鈍ってる。。。

最後の儀式は、神殿の正面あたりで火を灯した椰子の実を叩きつけて割ることでした。
あ、それ火を付けてパカーンと割るやつでしょ?
ぱっと頭に浮かんだのがマードゥリー・ディークシトの若い時代の青春映画。
寺院で清めた椰子の実に火を付けて 祝福するものの周りを(映画では手押し車)時計回りに周ってから、椰子を地面に叩きつけて割る場面があるのです。

kataragama43.jpg 売店でヤシの実を買い・・・
kataragama42.jpg 火を付けて一回りし、お祈り。

初めてこのシーンを見た時、文化の違う目新しい祝福の仕方に興味津々でした。
でもそれはヒンドゥー教徒の儀式。スリランカの南でヒンドゥームービーと同じものが見られるだなんてと興奮したわけです。
そんなことはつゆ知らず「パカーン」って何?クックックとえらくウケる社長とプリヤンタでした。

kataragama14.jpg 祈りを捧げる社長。

少し強い風が吹いていたので椰子の上に置いたパラフィンの火がすぐに消えて
周りの人と火を分け合いながら、社長は柵の前で神殿に向かって祈り、柵の中の石に思いっきり叩きつけ、椰子は見事に割れました。が、飛び散った中の椰子のジュースで彼の顔はびしょびしょ・・・

ともあれ これでカタラガマでのお参りは 無事終えたようでした。
神殿入口を見れば、いつの間にかプージャーは終了して扉は閉まっており 立派な扉に頑丈そうな錠前がおろされていました。思えば最初のプージャーが、自分にとってカタラガマ参拝のクライマックスだった気がします。

サンダルを履き もと来た道を戻ると 橋のあたりで小さい少年二人がお金を下さいと寄ってきたので 社長とプリヤンタがプージャーの供物の果物の籠を見せると、子供たちがそこから好きなものだけ取って行き スイカとパインがまず消えました。「アイエ(お兄さん)お金ください」と言ってなおも付いてくるけど、そのまま振り返らず歩きました。

橋を渡り終えると、今度は肌が斑に白くなってる年配の女性の物乞いが登場し、また果物の籠を出すとマンゴーを自分の持っていた手提げの中に放り込みました。マンゴーは全部無くなりました。

すると次は4歳くらいの、きれいな服を着たぽっちゃりした女の子の物乞いが登場し、手でお腹のあたりを押さえて照れ笑いをしながら お腹がすいてるので何か下さいというので社長が籠を差し出したところ、グァバしか残っていないのを見ると女の子は何も取らなかったため社長は籠をすっと引っ込めて、すたすた立ち去って行きました。

一旦宿に戻ってから、水浴びして外で遅い朝食を食べに。昨夜みたいなアングラな食堂ばっかりでは勿論なくて、昼間のカタラガマタウンはちゃんとしたサービスのごく普通の店も多く、私達が入った食堂は従業員が大変きびきびしていて気持ち良かった。
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10時前にカタラガマを出発。明るい陽の下で見る沿道は本当に民家がまばらで、田舎の雰囲気でした。途中の湖で揚げた魚を売っていたので、3匹と半分くらいの小魚1匹にオニオンスライスとライムが付いて100ルピーに値切ってゲット。ルーラーという名の魚だそうですが、歯が凄い!油で揚げただけのあっさり白身で大変美味しく、スリランカ料理にすると辛すぎて味の分らなくなる魚料理が多い中、久々に素材の味が活きた満足の揚げ物でした。

kataragama16.jpg ルーラーの唐揚げ。美味!
kataragama17.jpg すんごい歯。

近くに自然に生えてる木に、硬い鞘に入った実がなっていて社長が採って「これはSIYAMBALAシヤバラ。肉料理に使ったりすると美味しいよ」鞘を剥いて食べてみるとアンズを酸っぱくしたような味でなかなか美味しかったのでお土産に少し採っていくことにしました。

kataragama18.jpg これがシヤバラ。酸っぱ甘い。

うとうと車内で眠りながら、ガタガタ随分揺れるなと思っていたら車が止まり、大きな声で起こされ「早く出て!」と社長が急かすので ちょっと不機嫌になり、なんですかと降りたら道路の端の草原に張られた鉄線の内側に、大きな象がいて 不機嫌も眠気も吹き飛んでしまった!警察官と銃を持った警備員らしき人たちが離れて見ていて、社長がビデオを喜々としてまわしていました。

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kataragama22.jpg 可愛い足の爪。

kataragama23.jpg 悠然と消えていった

象はスリランカで珍しくないものの、草原に生きる野生の象は初めて目にしました。悠然としていてオーラがあって大変美しい。人に飼われている象とは全く違う生き物のようでした。警備員も私たちも皆、静かに見とれ、キングココナッツの殻を背の高い警察官が鉄線の中に放ると、ゆっくりとした動作で象がその鼻を器用に使って取り、口に持っていってぱくっと あっという間に半分にしてしまいました。キングココナッツは大人でも鉈で一撃で半分にするのは容易ではないほど硬いのに。そんなすさまじいパワーに社長子供のように大喜び。
象は前足のほうがしっかりしていて太く、後ろ足は比較的ほっそりしていました。時々バティックにそのように描かれていたので遠近法かと思っていたけど そうじゃなかった。爪がとても可愛い。やがて、またゆっくりと草原に消えてゆきました。

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草原の遠くのほうにも1頭の野生の象が!

象のおかげで完全に目が覚めて、周りを見回すと 細い延々と続く道路の両脇が高い木々に覆われた広大な草原で、進行方向の右側のみ、草原と道路を鉄線が隔てていました。これは野生動物が出てこないように電気が通っているとか。
民家がほとんど見えず、数百メートルごとに1件 ぽつんと果物を売る店が沿道にあるのみ。「ここは一体どこですか?」と私が聞くと「ウダ・ワラウェ。ナショナルパークのあるとこ」
地図を見るとシンハラージャの丁度数百キロ東に位置した国立公園で、北中央部に大きな湖を有していました。

車の窓を全開にして気持ちのいい風を受けて走り、これまで見たスリランカの景色とは違う「人間のいないスリランカ」を目にする。それはオーストラリアのアウトバックでかつて見た風景によく似て、地平線のずっとむこうまで人造物のない世界が広がっていました。人間の場所ではない世界に、居させてもらっているという感じがしました。

しばらく進むと国立公園内部へのゲートがあり、サファリツアーが出来るらしく、ジープが数台止まっていました。といっても観光客の姿はその時は見られず、辺りは実にのどかな雰囲気。サファリツアーでは運が良ければ100頭、200頭の象の群れが見られるらしいです。

kataragama25.jpg 国立公園内部へのゲート

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道路に湖の水が溢れて道が見えない
kataragama27.jpg 慎重に進むプリヤンタ
kataragama28.jpg 3輪車が立ち往生!?
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と思いきや酒飲んで水浴びしてるだけだった

更に進むと大きな湖が両岸に広がっていましたが 道路が湖の水が溢れて水没している様子。行けるのか?と心配したもののゆっくりとプリヤンタが車を進めて無事通過。

kataragama30.jpg 雄大な自然が広がる

湖を超え、ダムの上を走ると国立公園のエリアを抜けて小さな町に出ました。ここはプリヤンタの生まれ故郷で彼の家族の住む実家が今もあります。
イー・ツアーズのドライバーの青年たちは殆ど皆こうした地方の出身者で、コロンボに出てきて住み込みで働いているのです。
町に着いたのは3時頃でしたがプリヤンタの実家で遅いお昼を御馳走になるという話になり、
舗装されていない道に侵入し、彼の家へ。庭にハイビスカスやマンゴーの木が植わり、レンガを焼く設備が見えました。ご家族にご挨拶して お食事を用意する間、彼の甥っ子と一緒に4人で川遊びをすることに、いつの間にか決定。何も準備してないよ~と思ったけどいきなり予定外の事が起こるなんて日常茶飯事。別に驚きませんでした。

近くの森の中の川へ下りてゆき、洗濯してる女性や体を洗う少年の姿も見えました。
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プリヤンタは腰に危なっかしく薄いタオルを巻いて、社長は短パン一丁になりざぼざぼ
川の中へ。「君も入りな、タオル貸してあげる」と社長が言うけどタオル1枚でどうしろと?遠慮して、私は岸で座って見ていました。子供っぽいなーと思いつつも内心 川に来て水に入らないなんて馬鹿げてると感じ、こっそりと移動して離れたところでズボンの裾をたくし上げて、膝まで水に浸かってみました。プリヤンタの甥っ子が私を見つけ、気持ちいいでしょ?とでもいうように笑いました。

kataragama33.jpg 体を洗う少年
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社長はやっぱここでも酒をあおる
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プリヤンタ、背中がかゆいのかコンクリに石鹸を付けて背中をゴシゴシ・・・

その時足に何か触り、ぎょっとしてよく見たら5cmくらいの小魚が大量に足に群がり皮膚をツンツンつついているのです。手で掴めそうな数の多さでしたが、段々生き物の感触が気持ち良くなりそのままじーっと魚のするように任せていました。こんな健康療法がどこかの国にもあったような?

30分ほど遊んでからプリヤンタの家に戻り、食事を御馳走になりました。色々な種類のカレーやおかずがお皿に盛られていて、とても美味しくいただきました。後で聞くと、本当は猪を料理する予定だったそうですが捕まえられなかったということでした。この辺りでは結構普通に食べているものだそうです。

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プリヤンタの親戚・ご姉妹・中央私。皆とても気持ちのいい人ばかり。

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ハイビスカスの咲き誇る美しい庭。タクシーも長々とお疲れ様です。

プリヤンタのご家族は親戚大勢で住む大家族。女性が多く、みんな優しそうな人ばかり。
私はレンガ作りに興味がありプリヤンタのお兄さんに説明していただきました。この町ではレンガ作りが盛んだそうです。土は町の周辺で普通にとれるもの。庭の日向で自然乾燥させている太い薪を使い窯で丸2日間かけて焼き上げるそうです。

kataragama37.jpg レンガを焼く窯。
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kataragama39.jpg 稲のもみ殻を大量に使います

その間火を絶やさず、窯の隙間に稲のもみ殻を詰めてゆくと内部の温度が高温のまま保たれるので、もみ殻を庭に山のように貯めていました。焼きあがると真っ赤になるレンガですが、もともとの土の色は黒っぽく、焼き上げると赤くなり、コンコンと叩いて軽い瀬戸物のような乾いた音のするものが良いレンガ、重い音がするものは失敗したレンガなんだとか。売り先はコロンボで、どんどん売れていくらしいです。

高い枝になった果物を取ったり ひとしきり楽しんだ後で夕方4時ごろお暇いたしました。コロンボまで実はまだ5~6時間走らなくてはいけないので、あまり遅くまでいられないのでした。

全員でお見送りして頂いて再び車上の人に。町を出るとすぐに沿道に枕を売る店が見え始めました。このあたりは自然に綿の木が生えているので、人々が手で摘んで枕を作って売っているようです。
kataragama40.jpg 綿だけでも買えます
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プリヤンタ経由で以前から聞いていた所でしたが、計画的産業になっているわけではなさそうで、本当に自然のままのものを個人レベルで加工しているようでした。さしずめ「Pillow Village ピロー・ヴィレッジ」。枕を二つ購入し使ってみることにしました。

宝石で有名なラトゥナプラに近づくと検問が多くなり、何度か車を止められて調べられました。バスごと止められて全員降ろされている人々もいました。
ラトゥナプラは坂の多い町で、特に町の中に宝石関係の店が多いわけでもなく、ごく普通のスリランカの町並みと変わりませんでした。宝石市場や採掘場あたりだけが、この町の特別な部分のようです。宝石商人の住むエリアが高台にあったのですが車の中からは見えませんでした。裕福になると見晴らしのいいところに住みたがるのは人種問わず共通なのかも。

コロンボに着いたのは夜9時頃。思っていたよりも早かったのはコロンボ郊外からずっと道路が空いていたせいでした。日曜の夜なのに人があまり町に出ていないようでした。
いつもの旅よりも体が疲れなかったのはやはりドライバーのプリヤンタの腕の良さだと思います。乗車していても、上手い人が運転すると疲れないので不思議です。

家まで送ってもらい、社長とプリヤンタとの別れ際に「請求書は明日出すので」と言われるオチがついたけど、いつまでも心に残るような、カタラガマへの道、プージャーの経験は忘れられないものとなりました。また是非いつかカタラガマを訪れたいです。

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スリランカ 聖地カタラガマ巡礼 前編
map.gifカタラガマへのルート。往路復路別。

先日10日の土曜日、以前から計画していたKATARAGAMAカタラガマへお参りに出かけました。
本当はスリランカの新年に行くつもりでしたが色々予定が変更になって やっと行けることになりました。皆、大変楽しみにしていたのです。

私と社長と、イー・ツアーズのドライバー兼ガイドのプリヤンタさんも参加したいとのこと。
3人で出かけることになりました。プリヤンタは私が2度目にスリランカを訪れた際に車で世界遺産等案内してくれた人で、とても性格の気持良い上手いドライバーです。
kataragama19.jpgプリヤンタさん。NICEな青年!

土曜の午前中に出る予定が時間が押して午後1時に出発。渋滞のひどいコロンボから海沿いの
ゴールロードに出るまでに1時間半もかかって「今日じゅうに着けますかね」と私がぼそりと呟いたものの、ゴールロードを南下していくうちに車はどんどん少なくなり快適に走行出来ました。
海が右手に見え出すとテンションが上がり急にウキウキ。
kataragama1.jpg 漁村には色とりどりの船
kataragama2.jpg スリランカの魅力と海は切り離せません

途中遅いお昼を食べて、通りに白人観光客の姿が全く見えなかったベントータ、ヒッカドゥワと南西海岸のリゾートを過ぎ、ゴールの手前の海辺の公園で小休止。とても綺麗に整備された公園で、ジューススタンドや足に付いた砂を洗う水道も所々に完備され、そのまま海にも入れるようになっていました。
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ジューススタンドでフルーツジュースを頼むと既に絞ってある冷やしたジュースをお店の人が見せて「これでいいですか?」と聞くのでホンダイ(OK)。一人でやってるお店なので絞り貯めしてるらしく、むげに「今しぼって」とも言えませんでした。フレッシュ感には欠けたけど上にアイスクリームを乗せてくれて これがなかなかの美味!
kataragama4.jpg気分だけトロピカル kataragama6.jpg 若者はいつでも無謀に元気

kataragama7.jpg 海の水の透明度は高い。砂浜も美しいです。
kataragama5.jpg 岩場に5cmくらいのカニ。つい料理にすることを考えました

波が荒いので、地元の子が数人浅瀬で遊んでいるくらいで 本格的に泳いでる人は見かけませんでした。スリランカの人って、そういえばあまり海で泳ぎませんね。

出発し、世界遺産のフォートの旧市街のあるGALLEゴールをあっという間に通り過ぎて、
セイロン島最南端の都市MATARAマータラへ。ちょっとここでYASMEENと取引のある『永遠の花』シリーズのメーカーに立ち寄ることになりました。土曜日で通常は営業していないのですが、その日はたまたま大きなプロジェクトの準備で忙しく全員出勤していて 私たちが着いた4:30頃に丁度従業員の人たちが帰る支度をしていました。
社長のヒランさんが珍しくラフなポロシャツ姿で出迎えてくれました。うちの社長は風邪気味で無精ひげのラガーシャツ姿だったので 商談には見えなかったけれど、今後の商材に関する話をいくつかして、あとはヒランさんが今 請け負っているプロジェクトの説明をしてくれました。
シンガポールで行われる大きな見本市の会場全体に設置する木の幹やヨーロッパのローマ風の石のアーチを本物そっくりに作るという依頼だそうです。
マニア気質な彼にはうってつけの依頼じゃないかと思いますが、やはり何だか嬉々とされていました。木の苔むした感じや古木の雰囲気を正確にグラスファイバーで表現しなければいけないらしく依頼元から見本のために送られてきた写真の枚数からして膨大でした。

夜あまり遅くならないようにカタラガマに着かねばならない私たちは、そろそろおいとましようとソワソワしていたのですが、説明は延々と続き、ロンドンのマダム・タッソーの蝋人形の話になり、その後なぜかインドのサイババの話になり、微笑みながら私が「空気読んでください」と念を送ったら 何と話が振り出しに戻った。するとヒランさんがハッとして話を打ち切って「ではもう行かれますね」というので我々3人が力強く頷いてそこでお別れとなりました。そんな話好きのヒランさん、会うととても元気を貰えるので やはり偉い人です。

kataragama9.jpg 前から気になっていたのがこれ。シーギリヤをスケールで造ったブロンズ製のペーパーウェイト。ヒランさんが好奇心と根性で作った作品。登ったことのある人にはたまりません!ライオンの入り口もちゃんと表現されています。今度試しに輸入するのですが売れるのかどうなのか。

マータラを過ぎると内陸部に進んでゆき 海とはお別れ。夕刻も過ぎて薄暗くなりどこをどう進んでいるのかわからなくなりました。何度か車の中で眠りながら、ふっと眼を覚ますとスーパーマーケットのフードシティがあり、社長が「ビール飲みたいかい?」と聞くので、明日お参りなのにそれはなかろうと「いりません」というと 本音出せよと言ってスーパーに入って行きました。しかし残念、そこには酒類は売られておらず。カタラガマも近づきつつあるのでお酒は敬遠されてるのかも?ガッカリしていた社長は それでも諦めず近くのうらびれた雰囲気の商店街を回ってブランデーを仕入れてきました。車の中で一杯やってから社長は慎重にタオルでボトルをくるんでバッグにしまい、見えないようにしていましたが そんなフォローが何になるのだ?

森を切り開いたような田舎道を進み、真っ暗な中ようやく道端にぽつんぽつんとホテルが見え始めます。カタラガマにようやく到着。そこは小さな薄暗い雰囲気の街でした。
想像していた明かりがぎらぎらして人々がにぎにぎしい聖地とは違っていて、寂しげでした。
時間は9時半過ぎ。

町のメインロードを走るとすぐに小さなレストルームがいくつもあり、最初入ったのは入り口に若者のたむろしたPilgaims Restでしたが満室とのこと。隣のY.M.B.Aに行き車を停めて社長とプリヤンタがホテル内に入ると、しばらく出てこないのでどうしたかと思い、やがて二人が何か相談しながら戻ってきて 私の顔を伺うようにして「あんまり質が良くないんだけど、ここは便利だから。どうする?」「清潔じゃないですか?いくら?」「そうでもないけど。600ルピー強。車の中のほうがマシかも」と言うので、やや怖じ気づき、とりあえず部屋を見せてもらうことに。プリヤンタは何とも微妙な顔をしている・・・

ホテル内は典型的な安宿で、扉ががたくさん並び ドアを開けたまま大勢の人がマットを敷いて床で雑魚寝している部屋も見えました。自転車旅行中にさんざん安いホテル探しに奔走した私は 通路を歩けば自分の通される部屋の予想が出来たので、これはいかんという気がしました。
案の定、六畳くらいの湿気た空気の部屋は小さいベッドが3つ並ぶドミトリーで、ズレて敷かれたシーツの下に覗くベッドマットは茶色にしなびており、シャワールームというか水場の扉は木が腐っているらしかったので、私が「ここはいやです」と言うと社長は やっぱし という顔をして「では どうする?もう夜遅いし ここは場所が便利だよ。カタラガマの神様のところまで歩いてすぐだし、明日は朝早く出かけるからただ寝るだけだ」と説得工作に入ったので「ランクの高い部屋を見せてもらってください」ときっぱり言うと1,900ルピーの部屋が空いているらしいのでフロントに行って見せてもらうことに。

フロント近くの1階にあった 高いほうの部屋は、10畳くらいと広くベッドが4つ並び まあ清潔で、さっきよりはずっと明るかったので「ここでいいです」とほかの二人の顔を伺いながら妥協。疲れた道連れがいるのにあまり我儘言うわけにはいきません。荷物を運び込みとりあえず晩御飯の前に部屋で三人で一息。私は正直もっと良いホテルに泊まれると勝手に想像していたので へこみ、お酒を取り出して歓談している社長とプリヤンタを尻目にベッドに横になってふて寝。。安宿には慣れているし、お参りに来たのであまり文句言うのも良くないなと思ったので黙っていましたが。
夜11時ごろ社長に起こされ「食事行こうか」と3人で外へ。カタラガマタウンというのはほんの小さな区画の商店街のみだとわかり、聖地というからさぞかし大きな街だと思っていた私は「カタラガマって小さいんですねえ」と社長に言うと「どういう所を想像してたの?」「何か明かりが夜でもキラキラで店とかレストランがいっぱいあると思ってたんですけど」
「そんな所に神様はおらん」

アッパー(ホッパー)を食べるため小さな店に入るとエッグホッパーを随分高く言われ(25ルピー)普通のホッパーを社長が頼み、ダールカレーと一緒に食べました。
食堂の奥から何故かオレンジ色の衣の長髪のサドゥー(行者)が上半身裸で出てきて、社長に「見ないで」と言われ(でも見た)、店のウエイターは顔が奇妙に崩れていたり、その ややアンダーグラウンドな雰囲気にプリヤンタも社長もちょっと参ったなという顔をして笑っていましたが 私は高揚した気分になりました。
「ここはインド的だわ」

食事を済ませて部屋へ戻ると、よく見たらトイレもシャワールームも広くて清潔で いい部屋でした。

あらゆる願いを叶えるスリランカ最高人気のカタラガマ神のいる地は、寂しげで貧しげで、道端に牛の糞があちこちに落ち、自分を含めた人間全部が異形の者に見えてきます。
明日はカタラガマの神様の所にお参りです。朝7時のプージャー(礼拝)を体験しに向かうのです。


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スリランカ 美味しもの フルーツ
コロンボの街のショッピングセンターやフードコードには、よくフレッシュフルーツのジューススタンドがあります。その場でフルーツを切ってジューサーにかけてくれるので美味しく、
かなり流行っているのか何処でも見かけ、食事時や暑さで水分補給が必要な時にとても重宝しています。
スリランカは南国なのでトロピカルフルーツの宝庫!
マンゴー・パパイヤ・ジャックフルーツ・モンキーバナナ・ドリアンなどなど、新鮮で美味しいためスリランカに居て何が幸せかって、多々あれど 「フルーツがモリモリ食べられること」だと感じています。

最近特にのめり込んでいるのがアボカド。「アボカド丼」などでトロに似た味なんて有名ですが
スリランカのアボカドはトロっとした栗みたいな味で、クセがなくてほんと美味しい!
私は半分に割って そのままスプーンですくって食べてます。結構当たり外れの多い果物かなとも思うので一度に多く買いすぎないようにしていますが、あの脂っこい舌ざわりが病みつきになり毎日でも食べたいくらいです。
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随分以前から、とあるオーガニックの野菜や果物だけを扱うフードチェーンがどんどん支店を増やしているというのを聞いていたのですが 前に一度買い物してみたところ、野菜も果物もとても美味しく 市場で買うよりは少し高めですが 農薬を使わないというのが安心出来ていいなと思いました。
ジューススタンドも併設されていて、砂糖入りか抜きかを選べるのも嬉しいところ。
アボカドジュースは砂糖抜きで飲んだら微妙だったので、2度めは砂糖入りで注文したら
贅沢にもキトゥルハニーをどぼどぼ入れてくれました。アボカドとキトゥルハニーって合うんだねと初めて知りました。
あと、その時買いませんでしたが新開発の米は、炊いたところをサンプルとして置いてあり、香りが日本の米によく似ていてすごく美味しそうでした。お客さんが結構入っていて、やはり経済的に安定するとまず自分や家族の食の安全にお金をかけるんだな、と感じました。

スリランカのフルーツというと どこかピュアなイメージを持っていたのですが、社長に聞いたところ農薬を結構使っているのだと聞き、パパイヤを買う時に「きれいにまんべんなくオレンジに熟れているものは収穫後に薬を使っているかもしれないから、緑とオレンジにマダラに熟れているものを選んで」と言われて ひとついいこと聞いたと心のあんちょこにしっかり書き留めました。
消費者が気をつけながら買わないと危ない時代なんですね、スリランカでも・・・

インドのヒンドゥー映画の90年代以降のものを見ていると、コカ・コーラやペプシなどの炭酸飲料の宣伝としか思えないようなシーンが時々あからさまに出てきて、スターがラベルをわざわざ見えるようにしてボトルを持つとか 若い世代に如何にも「これがレベルの高い人の生活スタイル」というメッセージを垂れ流していて不安に駆られますが、スリランカでも昔 一時 炭酸飲料がブームになったそうです。
しかしインドでもそうだったように、製造メーカーが周辺地域から大量に水をくみ上げて水不足に陥ったり、高濃度の残留農薬の混じった水を使っていたりした結果、炭酸飲料=体に悪いもの というイメージがすっかりスリランカでは付いてしまったらしく ブームは一過性に終わったようです。
インドでは色々な州で販売禁止を求める動きがあったり、政治家が買収されたり、確かラジャスターンでは実際販売禁止になったりと かなり悶着があったようですが その後も継続されているのでしょうか。

搾りたてのフルーツジュースのほうが体にいいし美味しいと言って、宣伝にあまり流されないスリランカの人は賢明だなと思うのです。

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