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YASMEEN ヤスミン 店長日誌

YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

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家族でカタラガマ巡礼の旅 その3
サンカパーラを後にした私達家族は、ウダ・ワラウェ国立公園方面へ。
国立公園の自然保護区と人が普通に生活する居住地区は電気の通ったワイヤー数本と
細い道路1本だけで隔てられています。
ウダ・ワラウェは象の大群の見られる地域として有名で、道路を走っていてもフェンスの
傍まで野生の象が姿を見せることも珍しくありません。

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御爺さんゾウ、とてもきれい。

私達が車で進んでいると1頭のおじいさん象がフェンス傍までやってきていて
国立公園の監視員の車も来ていました。歳のせいか動きが緩慢な象さんでしたが、とても美しく優雅。
後ろ脚の間に見えるものは象のチ○チ○。

疲労していた私も、象を見てテンションが一気に上がり急に元気になりました。
ウダ・ワラウェでも走行中幾度も停車し、カタラガマの捧げもの用の果物を購入。
どんだけ買うんですか、と内心思うほど車のトランクがフルーツだらけになってました。
家の庭から捧げものとして摘んできたジャスミンですが、流石にちょっとしなびてきたので
何度か水をかけてやります。
作法を知らずに私は思わず香りを嗅いでしまったのですが、小母さんに
「お供えするものを嗅いではダメなのよ」と教えられて慌てて鼻を引っ込めました。
うーむ、いろいろ作法があるので緊張します・・・

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川のほとりで遅い昼食。近くでは水浴びしている子供がいました。

公園を抜けて小さな川べりのレストエリアで、遅いお昼ごはん。もう2時なのでみんなお腹がペコペコ。
お義母さんが朝用意したお弁当の包みを人数分皿の上に開けて、タッパに入れたいくつもの
おかずをスプーンで分けて家から汲んできてペットボトルに入れておいた井戸水で手を洗い
やっと御飯にありつけました。
外食は油分が多くて野菜が少ないのでお腹をこわす心配がありますが、いつも食べている
お義母さんの料理なら安心です。
食事が終ると、食べ残しは皆で足元をうろつく犬たちにあげました。
このレストエリア、分別用のごみ箱まで置かれていたのでちょっとすごい。
スリランカではなかなか見かけないものです。

途中、小雨が降ったり 野生のクジャクに遭遇したりしながらひた走る我ら一行。
水牛の群れが飼われていたので、車を降りて近寄ると牛たちがガン見。
スリランカの牛は人間のことをほとんど無視と言うか気にしてないように感じていたのですが
ここの牛はそうでもない様子。本来牛は警戒心が強い動物なので、こっちのほうが普通なのか。
この牛たちのミルクはコロンボまで運ばれているそうです。

21.jpg地方の売店。つくりが可愛い。
22.jpg野生のクジャク発見!
20.jpg水牛の群れ。

タナマルウィラの町が分岐点となりついに「KATARAGAMA ⇒」という標識発見!
が、そちらに進むと舗装されていなくてびっくり。
以前行ったときはこんなところ走らなかったけど・・・・近道なのか??
大事にしている新車に泥がこれでもかというくらいに跳ねあがって、舌打ちしている夫兼社長。ご愁傷様・・・
舗装されていない道路の両脇は自然が手つかずの様に残っているところもあり
「ギニククラ」というヤンバルクイナみたいに見えた鳥(全然違ったらすみません)が
ヒョコヒョコ歩いていたり、野生の孔雀のメスが群れで大木の枝にとまっていたりと
プチ・サファリな楽しさで、イラつく社長を尻目に私は陽気になってくるのでした。

46.jpg雌のクジャクの群れ!
23.jpg赤茶けた道がずっと続く。車とお義父さん。

周囲に店も何もなくとも人間はやはり住んでいるわけで、自然の材料を使って垣根を作り
門と庭と家があってちゃんと生活があちらこちらで営まれていました。
こういう場所での生活は生きる為にやることが朝からいっぱいであっという間に
1日が終わりそうです。

交通量はほとんどないと思われる道路でしたが、立ったまま果物を売る少年二人が
駆け寄ってきて果物を見せたので、家族は窓を開けてあげて(私ひとりならそのまま行ってしまうと思う)いくらか聞いたら結構高かった。が、少年2人の雰囲気はかなり切実で痩せて不幸な
表情が染みついていたので、持っていたバナナをお義母さん達が食べろと言ってあげて、
果物は買わずにそのまま発進しました。

既に3時近く。出発から約7時間半が経過していました。
途中、規模の大きい検問所がありIDカードやトランクの中身、キャリーバッグも開けられて
調べられましたが難なく解放。カタラガマは聖地なので侵入してくるテロリストを防ぐため
警戒も厳しいようです。そういえば内戦はすでに最終局面で、戦闘地域もほんのごく僅かだと
戦争状況をリアルタイムに伝えるニュースサイトで伝えていました。

走り続けるとやっと舗装された太い道路につながり、見たことのある通りへ。
カタラガマの街の中心部へと続く道です。

【巡礼の地~ カタラガマ】

数日前からお義父さんがぬかりなくホテルを予約していたので、彼の道案内で社長が車を進め、
中心から1kmほど離れた細い曲がり角を曲がると居心地のよさそうなプチホテルが数件連なる
路地に入りました。
お義父さんが昔からカタラガマに来る時に利用している政府の職員が利用するという宿泊施設
「G・O・B」
門が閉じられていてクラクションを鳴らすと眼鏡のオーナーの男性が出てきて笑顔で元気よく
迎えてくれました。
とりあえず皆疲れていたので、お義父さんがチェックインを済ませる間、フロントの小さな
ロビーのソファでTVを観ながら待ってから1階の部屋に通されました。
5人で1600ルピーと言う驚愕の安さだったのに、思っていた以上に綺麗で驚き。
小さなリビングと陽の差し込む庭が室内に作られベッドルームにバスルームというつくり。
が、5人なのにベッド2つしかないですぞ?
まずお義父さんとお義母さんは2人で1つのベッドでもいい。
目上の人がちゃんとしたところに寝るべきなので小母さんも勿論ベッドに寝る。
では社長と私は? 疲れでぼんやりした頭でそんなことを考えながら、なるようになるさと。

ミルクティーが部屋に運ばれてきたのでホッと一息。
茶葉の香りが濃くて頭がしゃきっとします。疲れた体に甘いミルクティーが優しい。
家族順番にシャワーを浴びていたら水の味が変なことに気が付きました。
そういえば南部の水は不味いと聞いていたので、ほんのり塩味のする水で体を洗い旅の汗と
汚れを落として さっぱりしたのでした。
5時から早速カタラガマ神殿に行くらしいです。お参り用に持ってきたスラックスと
白いブラウスに着替えて支度。夜20時からのプージャには行かず、今日は神殿のさらに奥の
「キリ・ヴィハーラ」にお参りに行くのだとお義母さんが教えてくれました。
プージャは明日の朝7時のものに参加するらしいです。
早起き決定・・・・(涙)

ベッドが2つしかない件に関してもうひと部屋取ろうという話が出たものの、私がいらないと断って社長とエアマットをホテルに借りて床で寝ることで決着がついたのでした。


部屋で少しのんびり休憩してから、神殿へ歩いて行くにはやや遠いので再度車で。
お参りする人たちが車を停める売店の並ぶ駐車場に入ると自分の売店の前に停めてもらおうと
誘導する人で溢れかえり、当然全員が違う場所に誘導するのでひじょうに煩わしい。
何も買わないんだと、外の人に告げるとようやく皆諦めて散っていきました。が、家族で
車を降りると子供たちの物乞い攻勢開始。世界遺産などの観光地では意外なほど子供の物乞いは
少ないのですが、カタラガマはビジネス化してる物乞いがいっぱい。
子供たちは「この人はくれない」と瞬時に見抜いたか私にはほとんど近寄って来ずに、
家族に「お腹が空いた」と言って手を差し出してくるので、慣れている家族は話しかけたり
親はどうしたと理由を聞いたりして、何気に会話を楽しんでいました(でもお金はあげない)。
でも夫兼社長、「アイエ、アイエ(お兄ちゃん、お兄ちゃん)」と取り囲まれると
何とお財布を出して10ルピーをそのうちの一人にあげました。
するともう砂糖にたかる蟻んこのように取り囲まれて家族は皆先にすたすた歩いて神殿のほうに
向かっているのに、社長の大きな体のまわりに子供がいっぱいで、ずぅっと付いてくる。
神殿へ通じるマニック河にかかる橋の近くでようやく子供たちが諦めて離れていきました。

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神殿へ続く道。途中にはなぜかネットカフェも・・・
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橋を渡ると神殿敷地内は穏やかそのもので、どこかしら外界と違っていました。
名前はわからないけど八重桜のような桃色の花が咲き誇る並木道を歩き、正面に見えた
クジャクを戴く黄色のゲート。カタラガマ神殿の正門です。
ここから先は聖域なので履物を脱ぎます。

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神殿正門。クジャクはカタラガマの乗り物。

今日はカタラガマ神へのプージャはしないので、神殿をそのまま通りすぎてさらに先まで進むと
仏教徒の重要なダーガバの一つであるキリ・ヴィハーラへ通じる大通りへと続きます。
少しずつ陽も落ち始め、幅広い砂の道の感触を裸足で楽しみながら家族と歩いて行きました。

31.jpg美しいキリ・ヴィハーラ。義母の後ろ姿と。
29.jpg家族一緒に火を灯す。
30.jpg線香の煙で幻想的に。

通りの両側には捧げもの用の花などを売る売店が整然と並び、歩く人を大きな声で呼びとめよう
とします。

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夜のキリ・ヴィハーラ
41.jpg花売りの人たち。
42.jpg孫とおばあちゃん?
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ライトアップされた売店が縁日の屋台のように見えて楽しく、気分も高揚してきます。
まず、キリ・ヴィハーラ手前で、自宅から用意してきたココナッツオイルを使って、
お参りする人々と共に祈りの火を灯しました。
そしてその火でお線香を焚いて捧げてから、専用の手洗い場で手足を洗ってダーガバに。
既に祈りの為に人々が大勢集まっており、床に座ってギーター(聖典、お経)を詠唱したり
線香の煙を捧げてダーガバの周りを回るひとなど 皆が思い思いに祈っています。
私達も手に花を持って、時計回りにダーガバの周りを歩きながら祭壇に花を捧げて祈り、
そしていつの間にか家族一緒でなく、一人一人の状態になって、自分の祈りを始めていました。

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家族が心の中で何を祈ったか知る由もありませんが、今回のカタラガマ巡礼の前に
お義母さんの健康が思わしくないことが分かり再検査をしなければいけなくなったという
出来事があったので私も含め、みんな身近な人々が元気でいてほしいと願っていたと思います。

最後の祭壇の前で、殊更に永い詠唱を唱えて静かに祈っていたお義母さんの背中を、お義父さんが見つめていました。

36.jpg祈る義理の両親。
38.jpg私。太ったことに気づいた・・
39.jpgお祈りする小母さん。
37.jpg 花々で埋まった祭壇。

ダーガバでの祈りを終え、砂の大通りを引き返して神殿のほうに戻り、敷地内に祀られた
ボーディツリー(菩提樹)の周囲で再びココナッツオイルに火を灯し
線香を捧げて、水汲み場にあったポットに水を満々に入れて菩提樹の周囲を一周してから
菩提樹に水をあげました。

45.jpg ボーディツリー(菩提樹)
44.jpgお義父さんとお義母さん。

菩提樹の隣にはカタラガマ神殿があり、プージャのために人々が捧げものの果物を載せた
お盆を持って長い列を作っていました。
静かに熱狂したような顔の人々が少しずつ、強い光を放つ神殿内に吸い込まれていきました。

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カタラガマ神殿に運ばれる「御神体」
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その4へ続く。



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YASMEEN Buyer's Gate
家族でカタラガマ巡礼の旅 その2
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サンカパーラの花売り売店前で

サマンデーワーレのお参りを終えて出発し、途中小さな普通のローカルのペストリーショップで休憩。
あるのは大体どこでも揚げ物のロールやホットドッグのようなパンが多く、お腹が心配
だったので私は小さなスポンジケーキとミルク抜きの紅茶だけ頂きました。
家族は高齢者が多いのに、結構ぱくぱく油ものを食べてるので、すごい。
お義母さんはコレステロールに注意してるのでやはりスポンジケーキだけ。

ラトゥナプラの次の大きな街ペルマドゥッラが分岐点となり、中央高地方面に行く道と
南部の海側のハンバントータ側に行く道に分かれます。私たちは海側方面へ行く道へ。
またしばらく随分走ると道端で綿の入った枕やクッションが売らる村に入りました。
以前、イー・ツアーズのドライバーのプリヤンタさんとカタラガマに出かけた際にも
通った村で、自生している綿を手で摘んで売ってます。

ゴタカウェラの町に入ると広大な自然の残る景色の中に次の寺院、サンカパーラ SANKHAPALA が現れました。

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お参りの為に駐車場に入り、車を降りるとたちまち花売りの子供に取り囲まれるのは
いつものこと。
サンカパーラは巨大な岩山の中腹に作られた寺院で、こんな起源があります。

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【戦士からニルヴァーナへ ~ サンカパーラ】

DUTU GEMUNU王の軍隊で「ダサマハヨーダヨ」と呼ばれた屈強の10人の戦士がいた。
その10人はそれぞれ特徴を持っていた。
Pussadevaヨーダヤは「conch shell(※ほら貝の一種)」を吹く特徴を持っていた。
どのくらい音を出せるかと言うと、人が気絶するほどの音を出せた。

DUTU GEMUNU王の最後の戦いであったVijithapura戦争でPussadevaはconch shellを使って
戦争に勝つための主な役割をした。
そのため王は贈り物として何が必要かとPussadevaに聞くと
「軍隊をやめさせてください。お坊さんになりたい」と言った。

王はそれを許して、更にお礼としてPallebadaという地域も彼にあげた。

貰ったPallebadaの土地をPussadevaがお寺にしてお坊さんを迎え、
戦争で使ったconch shellを寺に置きダーガバ(仏舎利)も作った。

conch shellはシンハラ語で「サンカ」と呼ぶので、その寺はサンカパーラ ヴィハーラとなった。

Pussadevaもお坊さんになって最後はニルヴァーナ(涅槃)に入った。

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サンカパーラは岩山に作られているのでサルの多く住む石段を登りながら、
仏陀の祀られている祭壇へと向かいました。
私達の行ったときは人も少なく、祭壇の下には古くなった花が落ちて放置されて
いたため、お義母さんがそばにあったごみ箱を持ってきて掃除を始めました。
先に訪れたサマンデーワーレに比べ、どこか鄙びた印象があってややさびしげ。
管理が行き届いて居ないのかな?

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10.jpg掃除を始めたお義母さん。
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↑ 慌てて手伝う新米嫁なわたし(汗)。

火を灯し、花を供えてお祈りし、寺院内のお堂を巡り、私と社長と小母さんだけ
そこから更に上のダーガバへの階段を上って行きました。

小さなダーガバがある頂上は絶景で、地元の恋人とおぼしきカップルが1組座っていただけで
した。(寺院ってしばしばデートスポットになるみたい)
17.jpg 若いカップル、初々しい~
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汚されているように見えたダーガバ。ちょっと気になった。
15.jpg 見渡す限り緑。とってもいい気持ち!
16.jpg 義理の姉夫婦のお母さん。

ダーガバの周囲を廻っていたら、ダーガバに泥がいくつも付いていて
あたかもぶつけられたように見えたのがとても気になりました。
まさか誰かがぶつけたんじゃないよね・・・。

階段を下りる途中、巨大な岩をまるで支えるようにして細い小枝が何本も人の手で
置かれていました。岩が倒れてこないようにするためのお祈り?なのだとか。
ギャグかと思ったよ・・・・

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サンカパーラでのお参りを終えて、寺院敷地内の売店でカタラガマでのプージャ用の
果物を追加購入。品定めしながら、いくつもいくつも売店を廻る家族のそのスタミナのすごさ。

私はかなり疲れ気味。 早くカタラガマに着かないかな~。。。
時間はすでに正午過ぎ。

その3へ続く



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YASMEEN Buyer's Gate
家族でカタラガマ巡礼の旅 その1
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ラトゥナプラのサマンデーワーレ外観

先週土曜、マイ・ファミリーとなったスリランカ人家族と一緒に泊まりがけで
コロンボからランカー島南東部の聖地カタラガマに再度お参りというか
巡礼に向かうことになりました。

土壇場で予定が変更になったりするのが普通な我が家なので、前日に
「明日ってカタラガマ行くよね?」と夫兼社長に確認。一応、予定どおりに行くらしいので
夜から慌てて荷造り開始。
義母は流石で すでに朝から用意を始めて、夜にはもう準備をほぼ完了。
カタラガマ神に捧げる「プージャ」用の果物も購入してバスケットに詰めて、
庭でカタラガマまで持って行くジャスミンの花をたくさん摘んで、ココナッツオイルを
用意して、当日は誰よりも朝早く起きて皆のお弁当を作っていたのでただでさえ早起きが苦手な私、
頭が上がりません。

私は家に残るお手伝いのヒジャラタおじさんと、イー・ツアーズのタクシードライバーのみんな
からカタラガマに捧げるお賽銭用の小銭を両手いっぱい預かり大事に紙にくるんで鞄にしまいま
した。
今回は途中他の寺院にも寄り休憩を取りながらの長い旅路だそう。お義父さん、お義母さん、
同じ敷地内に住む義理の姉夫婦のお母さん、社長と私の総勢5名、残る皆の見送りを受けて
朝7時半に車で出発しました。

今回のルートはコロンボのコッターワ KOTTAWAから出発し ⇒ ホラナ経由で
ラトゥラプラRATNAPURA 、そこで由緒ある寺院のサマン神を祀るサマンデーワーレへ ⇒
ペルマドゥッラPELMADULLA ⇒ ゴアカウェラ GODAKAWELA付近の寺院サンカパーラへ ⇒
ウダ・ワラウェ国立公園内 UDA WALAWE の道路を突っ切り ⇒ タナマルウィラ TANAMALWILA ⇒
ルヌガンウェヘラ LUNUGAMVEHERA RESERVOIRの湖付近を通って最終地 カタラガマ KATARAGAMAへ。復路はティッサマハラーマにも寄る、文字通りお参りの旅。

スリランカの地図だけ眺めてると距離的には大したことないような感じがするのですが
これが行ってみると相当に永く感じます。
道路と歩道とが混然一体となっている所がほとんどなので、かなりスピードを出して走ってるよ
うに思えても実はそうでもなかったり。
そこら中にいる犬や牛を避け、自転車を引っかけないように気をつけ、無理な追い越しをする
対向車と正面衝突しないようにして、良く見ないで道を渡る田舎の歩行者を撥ねないように
進まなければいけないというのが、距離に比して時間がかかってしまう諸々の理由かもしれません。

コッターワからしばらく走ると、たちまち椰子の木と水田の広がる田舎の風景になります。
自然いっぱいでのんびりした風情でいいなあといつも思うスリランカの景色。
車中でお義母さんや小母さんにカンナ、カンナ(食べなさい、食べなさい)としきりにバナナ
などを進めらる勧められるのですが、私はお腹が痛くなるのが怖くて食べられません。
どこにでもトイレがあるわけではないので、経験から出来るだけ遠出の際には飲食を避けるようになりました。


【山の神サマンを祀る場所 サマンデーワーレ】

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ラトゥナプラ一帯は宝石の取引が行われているので、さわやかな朝にも関わらず
ムスリムとおぼしき白い帽子をかぶったバイヤーたちが厳しい目つきで道路に立って
お互いに交渉をしている姿が見られました。

やがてバスや車が多く停車している広い野原にたどりつくと、うちの車もそこに入り込んだの
で、雰囲気からしてキャンピングエリアのように見えたため早速休憩するのかと思ったら、
そこは古代からの土着神であり、聖地スリー・パーダの神、サマンを祀るサマンデーワーレの駐車場でした。
車から降りると胸に許可証をつけた花売りの女性に囲まれ、私はいらないと断りましたがお義母さんたちは数本だけ購入。

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捧げもの用の果物が色々売られているサマンデーワーレの駐車場売店。

2.jpgボーディツリー(菩提樹)。
3.jpg

寺院は後方に山を頂き、正面に広くまっすぐに伸びた通りを持つ美しい外観。
入口で履物を預けて階段を上って中に入ると内部はさほど広くなく、仏陀やサマン、
その他の女神などを祀るエリアに分かれていましたが 残念ながら撮影は禁止。
義母と義父の後ろにくっつくようにしてココナッツオイルを入れて火を灯し、線香を焚き、」それぞれの場所でお参りと花を供えました。
仏陀の祭壇には信者の持ち寄った白や黄色や赤い花が溢れるほどに供えられて、まるで極楽浄土のよう。
(サマン以外に祀られていた女神の名を確認するのを不覚にも忘れてしまいましたが、肖像が超美人だったのが印象的。)

サマン神に最後にお参りすると神官が額に香油をつけてくれました。
私達の行った時間は丁度サマンの本尊(?)のある扉が開かれていた時であり、神官の祝詞が
終わると祈っていた人が我先にと神官に香油をつけてもらっていました。

祈りを捧げて心が洗われた、と言いたいところですが早起きの為か頭がまだ半分寝ており
横になってぐーぐー寝たいという グウタラな欲望を捨て切れなかった私。
でも、お天気に恵まれた朝のサマンデーワーレは清々しく、歩くだけでも気持ちが良かったです。

参拝が終わり、外に出ると預けていたサンダルに保管代金「60ルピー」と言われて高くない?と
ちょっと面食らうと やはりちょっとズルだったらしく、お義父さんは軽やかに笑って定額と思われる料金だけ払ってサンダルを受け取りました。
相場を知らないとつい払ってしまいそうな額です。

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お参りに全然関係ないものもいっぱい売られている楽しげな売店の数々。

風光明媚なサマンデーワーレを後にして次はサンカパーラ寺院へ向かいます。

次回に続く



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YASMEEN Buyer's Gate
猫に玉ねぎはアカンやろ
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コロンボ近郊の町KOTTAWAにある社長のご実家には、以前NUGEGODAの我が事務所で
育てていた猫たちが いっぱい引き取られました。
生まれた子猫が病気になったり、死んでしまったりしたので 自然の多いKOTTAWAの
ほうで暮した方が母子ともに丈夫になるだろうと思ったからです。

その後、子供達も大きくなって巣立っていったようで 荒っぽい自然の中で生きたり死んだり
子供を作ったりしていたかもしれません。

その子供たちなのかどうなのか、面影を残す猫たちがまた家の近くにやってきて
ご飯をねだりに来ています。
昨日も夕飯のイワシをお手伝いの人が下ごしらえしていたところ、その背後で
3匹の猫がおねだりの大合唱!可愛いったらありゃしませんー。

IMG_1522.jpg あぉ~ らぶりー!

犬も1匹飼っているので、家族のご飯の残り物を犬や猫に無駄なくあげているので
痩せている犬猫は近所でもあまり見かけず、動物の表情も割とおだやかそう。

しかし以前からすごく気になっていたのですが、スリランカの食事の残り物を
あげてるわけで、カレーに欠かせない玉ねぎがいっぱい入ってるわけで。
愛犬&猫家ならば「犬猫にネギ類は絶対だめ!!!」というのはもう常識。
それをスリランカの犬猫たちはムシャムシャ食べてて普通にしているんですよね。
遺伝子レベルで日本のペットと違っているのか・・・?



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YASMEEN Buyer's Gate
たいへんご無沙汰です&イー・ツアーズ価格改定のお知らせ
は~!! たいへんブログのほうをさぼっておりました。日本語に飢えてなかったからでしょうかね・・・・
今月スリランカにやっと戻りまして、住まいや生活の諸々の片付けをしておりますところです。

寒い日本から暖かなスリランカに来て、体の調子も良く、オフィスもNUGEGODAから
KOTTAWAに移りましたので自然いっぱいでスローライフな予感です。
いつの間にやらNUGEGODAには立体交差点まで出来ちゃって、見ない間に周辺の店も
入れ替わっておりました。


久々の更新ですが、スリランカタクシーのイー・ツアーズよりお知らせ。
ガソリン価格の値下げに伴い、タクシー料金も値下げされましたのでホームページの料金表も
更新いたしました。
1km約30円で走行中です。スリランカにお越しの際はぜひ!!

近々再び魅惑のカタラガマに行ってくる予定ですので、そのレポートもお伝えできればと
思います。

どうぞこれからもよろしくお願い致します!



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