YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

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スリランカ 聖地カタラガマ巡礼 前編
map.gifカタラガマへのルート。往路復路別。

先日10日の土曜日、以前から計画していたKATARAGAMAカタラガマへお参りに出かけました。
本当はスリランカの新年に行くつもりでしたが色々予定が変更になって やっと行けることになりました。皆、大変楽しみにしていたのです。

私と社長と、イー・ツアーズのドライバー兼ガイドのプリヤンタさんも参加したいとのこと。
3人で出かけることになりました。プリヤンタは私が2度目にスリランカを訪れた際に車で世界遺産等案内してくれた人で、とても性格の気持良い上手いドライバーです。
kataragama19.jpgプリヤンタさん。NICEな青年!

土曜の午前中に出る予定が時間が押して午後1時に出発。渋滞のひどいコロンボから海沿いの
ゴールロードに出るまでに1時間半もかかって「今日じゅうに着けますかね」と私がぼそりと呟いたものの、ゴールロードを南下していくうちに車はどんどん少なくなり快適に走行出来ました。
海が右手に見え出すとテンションが上がり急にウキウキ。
kataragama1.jpg 漁村には色とりどりの船
kataragama2.jpg スリランカの魅力と海は切り離せません

途中遅いお昼を食べて、通りに白人観光客の姿が全く見えなかったベントータ、ヒッカドゥワと南西海岸のリゾートを過ぎ、ゴールの手前の海辺の公園で小休止。とても綺麗に整備された公園で、ジューススタンドや足に付いた砂を洗う水道も所々に完備され、そのまま海にも入れるようになっていました。
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ジューススタンドでフルーツジュースを頼むと既に絞ってある冷やしたジュースをお店の人が見せて「これでいいですか?」と聞くのでホンダイ(OK)。一人でやってるお店なので絞り貯めしてるらしく、むげに「今しぼって」とも言えませんでした。フレッシュ感には欠けたけど上にアイスクリームを乗せてくれて これがなかなかの美味!
kataragama4.jpg気分だけトロピカル kataragama6.jpg 若者はいつでも無謀に元気

kataragama7.jpg 海の水の透明度は高い。砂浜も美しいです。
kataragama5.jpg 岩場に5cmくらいのカニ。つい料理にすることを考えました

波が荒いので、地元の子が数人浅瀬で遊んでいるくらいで 本格的に泳いでる人は見かけませんでした。スリランカの人って、そういえばあまり海で泳ぎませんね。

出発し、世界遺産のフォートの旧市街のあるGALLEゴールをあっという間に通り過ぎて、
セイロン島最南端の都市MATARAマータラへ。ちょっとここでYASMEENと取引のある『永遠の花』シリーズのメーカーに立ち寄ることになりました。土曜日で通常は営業していないのですが、その日はたまたま大きなプロジェクトの準備で忙しく全員出勤していて 私たちが着いた4:30頃に丁度従業員の人たちが帰る支度をしていました。
社長のヒランさんが珍しくラフなポロシャツ姿で出迎えてくれました。うちの社長は風邪気味で無精ひげのラガーシャツ姿だったので 商談には見えなかったけれど、今後の商材に関する話をいくつかして、あとはヒランさんが今 請け負っているプロジェクトの説明をしてくれました。
シンガポールで行われる大きな見本市の会場全体に設置する木の幹やヨーロッパのローマ風の石のアーチを本物そっくりに作るという依頼だそうです。
マニア気質な彼にはうってつけの依頼じゃないかと思いますが、やはり何だか嬉々とされていました。木の苔むした感じや古木の雰囲気を正確にグラスファイバーで表現しなければいけないらしく依頼元から見本のために送られてきた写真の枚数からして膨大でした。

夜あまり遅くならないようにカタラガマに着かねばならない私たちは、そろそろおいとましようとソワソワしていたのですが、説明は延々と続き、ロンドンのマダム・タッソーの蝋人形の話になり、その後なぜかインドのサイババの話になり、微笑みながら私が「空気読んでください」と念を送ったら 何と話が振り出しに戻った。するとヒランさんがハッとして話を打ち切って「ではもう行かれますね」というので我々3人が力強く頷いてそこでお別れとなりました。そんな話好きのヒランさん、会うととても元気を貰えるので やはり偉い人です。

kataragama9.jpg 前から気になっていたのがこれ。シーギリヤをスケールで造ったブロンズ製のペーパーウェイト。ヒランさんが好奇心と根性で作った作品。登ったことのある人にはたまりません!ライオンの入り口もちゃんと表現されています。今度試しに輸入するのですが売れるのかどうなのか。

マータラを過ぎると内陸部に進んでゆき 海とはお別れ。夕刻も過ぎて薄暗くなりどこをどう進んでいるのかわからなくなりました。何度か車の中で眠りながら、ふっと眼を覚ますとスーパーマーケットのフードシティがあり、社長が「ビール飲みたいかい?」と聞くので、明日お参りなのにそれはなかろうと「いりません」というと 本音出せよと言ってスーパーに入って行きました。しかし残念、そこには酒類は売られておらず。カタラガマも近づきつつあるのでお酒は敬遠されてるのかも?ガッカリしていた社長は それでも諦めず近くのうらびれた雰囲気の商店街を回ってブランデーを仕入れてきました。車の中で一杯やってから社長は慎重にタオルでボトルをくるんでバッグにしまい、見えないようにしていましたが そんなフォローが何になるのだ?

森を切り開いたような田舎道を進み、真っ暗な中ようやく道端にぽつんぽつんとホテルが見え始めます。カタラガマにようやく到着。そこは小さな薄暗い雰囲気の街でした。
想像していた明かりがぎらぎらして人々がにぎにぎしい聖地とは違っていて、寂しげでした。
時間は9時半過ぎ。

町のメインロードを走るとすぐに小さなレストルームがいくつもあり、最初入ったのは入り口に若者のたむろしたPilgaims Restでしたが満室とのこと。隣のY.M.B.Aに行き車を停めて社長とプリヤンタがホテル内に入ると、しばらく出てこないのでどうしたかと思い、やがて二人が何か相談しながら戻ってきて 私の顔を伺うようにして「あんまり質が良くないんだけど、ここは便利だから。どうする?」「清潔じゃないですか?いくら?」「そうでもないけど。600ルピー強。車の中のほうがマシかも」と言うので、やや怖じ気づき、とりあえず部屋を見せてもらうことに。プリヤンタは何とも微妙な顔をしている・・・

ホテル内は典型的な安宿で、扉ががたくさん並び ドアを開けたまま大勢の人がマットを敷いて床で雑魚寝している部屋も見えました。自転車旅行中にさんざん安いホテル探しに奔走した私は 通路を歩けば自分の通される部屋の予想が出来たので、これはいかんという気がしました。
案の定、六畳くらいの湿気た空気の部屋は小さいベッドが3つ並ぶドミトリーで、ズレて敷かれたシーツの下に覗くベッドマットは茶色にしなびており、シャワールームというか水場の扉は木が腐っているらしかったので、私が「ここはいやです」と言うと社長は やっぱし という顔をして「では どうする?もう夜遅いし ここは場所が便利だよ。カタラガマの神様のところまで歩いてすぐだし、明日は朝早く出かけるからただ寝るだけだ」と説得工作に入ったので「ランクの高い部屋を見せてもらってください」ときっぱり言うと1,900ルピーの部屋が空いているらしいのでフロントに行って見せてもらうことに。

フロント近くの1階にあった 高いほうの部屋は、10畳くらいと広くベッドが4つ並び まあ清潔で、さっきよりはずっと明るかったので「ここでいいです」とほかの二人の顔を伺いながら妥協。疲れた道連れがいるのにあまり我儘言うわけにはいきません。荷物を運び込みとりあえず晩御飯の前に部屋で三人で一息。私は正直もっと良いホテルに泊まれると勝手に想像していたので へこみ、お酒を取り出して歓談している社長とプリヤンタを尻目にベッドに横になってふて寝。。安宿には慣れているし、お参りに来たのであまり文句言うのも良くないなと思ったので黙っていましたが。
夜11時ごろ社長に起こされ「食事行こうか」と3人で外へ。カタラガマタウンというのはほんの小さな区画の商店街のみだとわかり、聖地というからさぞかし大きな街だと思っていた私は「カタラガマって小さいんですねえ」と社長に言うと「どういう所を想像してたの?」「何か明かりが夜でもキラキラで店とかレストランがいっぱいあると思ってたんですけど」
「そんな所に神様はおらん」

アッパー(ホッパー)を食べるため小さな店に入るとエッグホッパーを随分高く言われ(25ルピー)普通のホッパーを社長が頼み、ダールカレーと一緒に食べました。
食堂の奥から何故かオレンジ色の衣の長髪のサドゥー(行者)が上半身裸で出てきて、社長に「見ないで」と言われ(でも見た)、店のウエイターは顔が奇妙に崩れていたり、その ややアンダーグラウンドな雰囲気にプリヤンタも社長もちょっと参ったなという顔をして笑っていましたが 私は高揚した気分になりました。
「ここはインド的だわ」

食事を済ませて部屋へ戻ると、よく見たらトイレもシャワールームも広くて清潔で いい部屋でした。

あらゆる願いを叶えるスリランカ最高人気のカタラガマ神のいる地は、寂しげで貧しげで、道端に牛の糞があちこちに落ち、自分を含めた人間全部が異形の者に見えてきます。
明日はカタラガマの神様の所にお参りです。朝7時のプージャー(礼拝)を体験しに向かうのです。


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