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YASMEEN ヤスミン 店長日誌::スリランカ 聖地カタラガマ巡礼 後編

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スリランカ 聖地カタラガマ巡礼 後編
朝6時半に、お参り用の白いブラウスを着て 社長、プリヤンタと私で太陽が高く上がる前に
お参りに向かいました。プージャー(礼拝)用の供え物の果物を予め朝早く社長が売店で
頼んでおいたので、宿の前の店でそれを受け取りました。
1つ600ルピー程度と 物価を考えれば大層高いものですが、まだこれは安いほうで数千ルピーする供物もあるそうです。切り分けられたスイカ・パイン・マンゴー・バナナ・グァバなどが籠に飾られていて、新聞紙が掛けられていました。

社長とプリヤンタがそれを1つずつ大事に両手で持ち、そのままカタラガマ神殿に歩いて向かいました。
白い服を着た人やカラフルな服の多分ヒンドゥー教徒の人、いろいろな人たちが朝早くから同じ方向に向かっています。
なんとなく皆、嬉しそう。

呼び込みが騒がしい商店街で、ヤシの実・ココナッツオイル・お線香を買い求め、商店街を抜けると木立があり、木々には車のナンバープレートが神社の絵馬のようにいくつも架けられていました。これは交通安全祈願なのだとか。すぐ目の前にマニック河の上に架かる橋があります。この河で昔は皆沐浴してお参りしたそうですが、今は水が汚染されているので沐浴する人は少なくなったそうです。宝石が河でいっぱい採れたことから「マニック(宝石)河」と呼ばれるようになったと言います。

鯉か何かいるのか岸で餌をやる人がいて、魚影の大群が濁った水の中に見えました。
大勢の人たちと細い橋を渡ると気持の良い広々した庭園が広がり、木々には珍しいサルの姿が。尾の長い、灰色の体に黒いクマどり、ダンブッラなどにいる日本猿に似たのとは、はっきりと種類が違うものです。あとで調べたら、インドにも生息しているハヌマーン・ラングールそっくり。餌をあげようとした女性が襲われたりしていたので、社長に「手を出さないで」と注意されたものの、ほとんどの猿は人間には目もくれず、離れた木々の上で悠然と過していました。

橋を渡ってからというもの不思議に心が落ち着いて、そこらに落ちている牛の糞を踏まないように歩いていくと あちこちに犬がおり、丁度 陽の射す砂の上に体の皮膚が赤むけた様な明らかに病気の子犬が横たわっていました。
死んでいるのかと じっとお腹の辺りを見つめるとお腹が上下していたのでほっとして、撫でたい衝動に駆られたものの寝ているのでそのまま通り過ぎてしまいました。
病気の子犬が4月の新年に死んだ 私の2匹の子猫に重なり悲しかったです。周囲の犬たちも、道の端に座り込むか寝ている物乞いたちも 健常そうでなく、どこかが悪いように見えたため 普通の姿で健康でいるということが奇跡のように思われて切なくなりました。

目の前に門があり、サンダルを皆そこの脇で脱ぐので私もそれに倣い聖域の門をくぐりました。

kataragama44.jpg

門をくぐるとすぐ目の前の カタラガマ神の神殿の小さな入り口に人が溢れていて、プリヤンタが表で待ち、まず社長と私が先に一緒に入りました。

kataragama10.jpg 神殿内部

kataragama11.jpg カタラガマ神

薄暗い、小さな空間の正面にそこだけ光を帯びているかのようなカタラガマ神の肖像。
人が大勢入ったものの 騒がしくなく不思議に整然とした雰囲気の中私は周りの人に倣うようにしてお賽銭箱に小銭を入れました。社長がどんどん先に進み 完全に精神世界に入り込んでいるのかこちらを見ないので 後を追って人々の列に並びました。最前列に行き、両手を合わせてカタラガマの神様に祈りを捧げ、社長が両手に持った供物の果物を神殿の人に渡して、供物が奥で清められ また彼の手に戻されました。すると私も彼もお経を唱えられながら親指で額に白い灰を付けてもらいました。出口の手前で、流線形の細長い口の水差しを持った人が水を注ぐ格好をしたので社長に「それを飲んで」と言われ、両手で水を受けて頂きます。

時間にしてきっと数分のことだったのだと思います。しかし 明るい外に出てしばらくぼんやりとし、何か凝縮された得難い体験でした。

神殿の正面付近に戻るとプージャーを終えたプリヤンタがいつの間にか後ろにいて合流し、戻された供物を持って3人で隣の建物の中に入り ここは仏陀や体の青い、確かシヴァが祀られていて、ここでも祈りを捧げました。

ボーディ・ツリーの傍の日陰の壁際で、3人で清められた供物の果物を食べることに。周りを見るとやはり壁際に座って家族連れなどの人々が嬉しそうに果物を食べていました。プリヤンタは何故か微笑んで手を付けようとしないので、私は内心 彼は長年ガイドをしていて色々な内情に通じているので供物を切り分けたりする店屋が実はかなり衛生的ではないとか、そういうことを知ってて食べないのかもと勘繰ったのですが、喉も渇いていたので気にせず頂きました。社長も「これは食べたほうがいいものだよ」と自分で言いつつ ちゃんと皮に被われた綺麗なバナナばかり食べているし。でもスイカ、パイナップルの輪切りが普通に美味しく、私のお腹もその後何ともなかったのでした。
残った果物は勿論捨ててしまうわけでなく、このあと更に奥のキリ・ヴィハーラまで行くため神殿敷地内の壁際の隅っこに新聞紙を掛けて置いておき、神殿の先に伸びるまっすぐの道に向かいました。

kataragama12.jpg 美しいキリ・ヴィハーラ

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象の下を子供を抱えてくぐる人。厄祓いの効果ありとか。

一直線の砂の道の両脇に よく手入れされた木々の緑、そして道の先には真っ白な大きなダーガバのキリ・ヴィハーラと青い空。このタージ・マハール的シンメトリーが大変美しい光景で、見とれながら歩きました。途中の花を売る屋台でオウルと捧げものの白い小さな花を買い、ダーガバ手前の階段を上ると左に象が居て 人々が象の体の下をくぐっていました。象使いがちゃんと見張っているので踏み付けられはしないですが、小さな子が怖がって泣いていて それを周りの人が楽しげに見ていました。象の体の下をくぐると穢れがとれるのだそうです。

ダーガバの周囲を時計回りに歩きながら花を捧げるのは、仏教寺院で何度か経験していたので特に戸惑うことなく出来ました。オウルの花を捧げる前に社長に「ちゃんと茎を折って捨てて。でないとまたそれを売る人がいるから」と言ってぶちぶち茎を切っていました。両手で花を捧げてお祈りし、ダーガバを一周してから床に3人で坐り、手を合わせて改めてお祈り。お経を唱えられる人は自分で唱えます。

kataragama15.jpgオウルを持つプリヤンタ
お祈りも終わると先ほどの道を戻り、最初に買ったココナッツオイルで小さな火を灯し、またカタラガマ神殿のところまで歩いて戻りました。裸足なので足の裏がヤワな私は既に早く歩けなくなり、2人にどんどん離されます。スリランカに来てから運動不足が祟ってか随分体が鈍ってる。。。

最後の儀式は、神殿の正面あたりで火を灯した椰子の実を叩きつけて割ることでした。
あ、それ火を付けてパカーンと割るやつでしょ?
ぱっと頭に浮かんだのがマードゥリー・ディークシトの若い時代の青春映画。
寺院で清めた椰子の実に火を付けて 祝福するものの周りを(映画では手押し車)時計回りに周ってから、椰子を地面に叩きつけて割る場面があるのです。

kataragama43.jpg 売店でヤシの実を買い・・・
kataragama42.jpg 火を付けて一回りし、お祈り。

初めてこのシーンを見た時、文化の違う目新しい祝福の仕方に興味津々でした。
でもそれはヒンドゥー教徒の儀式。スリランカの南でヒンドゥームービーと同じものが見られるだなんてと興奮したわけです。
そんなことはつゆ知らず「パカーン」って何?クックックとえらくウケる社長とプリヤンタでした。

kataragama14.jpg 祈りを捧げる社長。

少し強い風が吹いていたので椰子の上に置いたパラフィンの火がすぐに消えて
周りの人と火を分け合いながら、社長は柵の前で神殿に向かって祈り、柵の中の石に思いっきり叩きつけ、椰子は見事に割れました。が、飛び散った中の椰子のジュースで彼の顔はびしょびしょ・・・

ともあれ これでカタラガマでのお参りは 無事終えたようでした。
神殿入口を見れば、いつの間にかプージャーは終了して扉は閉まっており 立派な扉に頑丈そうな錠前がおろされていました。思えば最初のプージャーが、自分にとってカタラガマ参拝のクライマックスだった気がします。

サンダルを履き もと来た道を戻ると 橋のあたりで小さい少年二人がお金を下さいと寄ってきたので 社長とプリヤンタがプージャーの供物の果物の籠を見せると、子供たちがそこから好きなものだけ取って行き スイカとパインがまず消えました。「アイエ(お兄さん)お金ください」と言ってなおも付いてくるけど、そのまま振り返らず歩きました。

橋を渡り終えると、今度は肌が斑に白くなってる年配の女性の物乞いが登場し、また果物の籠を出すとマンゴーを自分の持っていた手提げの中に放り込みました。マンゴーは全部無くなりました。

すると次は4歳くらいの、きれいな服を着たぽっちゃりした女の子の物乞いが登場し、手でお腹のあたりを押さえて照れ笑いをしながら お腹がすいてるので何か下さいというので社長が籠を差し出したところ、グァバしか残っていないのを見ると女の子は何も取らなかったため社長は籠をすっと引っ込めて、すたすた立ち去って行きました。

一旦宿に戻ってから、水浴びして外で遅い朝食を食べに。昨夜みたいなアングラな食堂ばっかりでは勿論なくて、昼間のカタラガマタウンはちゃんとしたサービスのごく普通の店も多く、私達が入った食堂は従業員が大変きびきびしていて気持ち良かった。
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10時前にカタラガマを出発。明るい陽の下で見る沿道は本当に民家がまばらで、田舎の雰囲気でした。途中の湖で揚げた魚を売っていたので、3匹と半分くらいの小魚1匹にオニオンスライスとライムが付いて100ルピーに値切ってゲット。ルーラーという名の魚だそうですが、歯が凄い!油で揚げただけのあっさり白身で大変美味しく、スリランカ料理にすると辛すぎて味の分らなくなる魚料理が多い中、久々に素材の味が活きた満足の揚げ物でした。

kataragama16.jpg ルーラーの唐揚げ。美味!
kataragama17.jpg すんごい歯。

近くに自然に生えてる木に、硬い鞘に入った実がなっていて社長が採って「これはSIYAMBALAシヤバラ。肉料理に使ったりすると美味しいよ」鞘を剥いて食べてみるとアンズを酸っぱくしたような味でなかなか美味しかったのでお土産に少し採っていくことにしました。

kataragama18.jpg これがシヤバラ。酸っぱ甘い。

うとうと車内で眠りながら、ガタガタ随分揺れるなと思っていたら車が止まり、大きな声で起こされ「早く出て!」と社長が急かすので ちょっと不機嫌になり、なんですかと降りたら道路の端の草原に張られた鉄線の内側に、大きな象がいて 不機嫌も眠気も吹き飛んでしまった!警察官と銃を持った警備員らしき人たちが離れて見ていて、社長がビデオを喜々としてまわしていました。

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kataragama22.jpg 可愛い足の爪。

kataragama23.jpg 悠然と消えていった

象はスリランカで珍しくないものの、草原に生きる野生の象は初めて目にしました。悠然としていてオーラがあって大変美しい。人に飼われている象とは全く違う生き物のようでした。警備員も私たちも皆、静かに見とれ、キングココナッツの殻を背の高い警察官が鉄線の中に放ると、ゆっくりとした動作で象がその鼻を器用に使って取り、口に持っていってぱくっと あっという間に半分にしてしまいました。キングココナッツは大人でも鉈で一撃で半分にするのは容易ではないほど硬いのに。そんなすさまじいパワーに社長子供のように大喜び。
象は前足のほうがしっかりしていて太く、後ろ足は比較的ほっそりしていました。時々バティックにそのように描かれていたので遠近法かと思っていたけど そうじゃなかった。爪がとても可愛い。やがて、またゆっくりと草原に消えてゆきました。

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草原の遠くのほうにも1頭の野生の象が!

象のおかげで完全に目が覚めて、周りを見回すと 細い延々と続く道路の両脇が高い木々に覆われた広大な草原で、進行方向の右側のみ、草原と道路を鉄線が隔てていました。これは野生動物が出てこないように電気が通っているとか。
民家がほとんど見えず、数百メートルごとに1件 ぽつんと果物を売る店が沿道にあるのみ。「ここは一体どこですか?」と私が聞くと「ウダ・ワラウェ。ナショナルパークのあるとこ」
地図を見るとシンハラージャの丁度数百キロ東に位置した国立公園で、北中央部に大きな湖を有していました。

車の窓を全開にして気持ちのいい風を受けて走り、これまで見たスリランカの景色とは違う「人間のいないスリランカ」を目にする。それはオーストラリアのアウトバックでかつて見た風景によく似て、地平線のずっとむこうまで人造物のない世界が広がっていました。人間の場所ではない世界に、居させてもらっているという感じがしました。

しばらく進むと国立公園内部へのゲートがあり、サファリツアーが出来るらしく、ジープが数台止まっていました。といっても観光客の姿はその時は見られず、辺りは実にのどかな雰囲気。サファリツアーでは運が良ければ100頭、200頭の象の群れが見られるらしいです。

kataragama25.jpg 国立公園内部へのゲート

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道路に湖の水が溢れて道が見えない
kataragama27.jpg 慎重に進むプリヤンタ
kataragama28.jpg 3輪車が立ち往生!?
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と思いきや酒飲んで水浴びしてるだけだった

更に進むと大きな湖が両岸に広がっていましたが 道路が湖の水が溢れて水没している様子。行けるのか?と心配したもののゆっくりとプリヤンタが車を進めて無事通過。

kataragama30.jpg 雄大な自然が広がる

湖を超え、ダムの上を走ると国立公園のエリアを抜けて小さな町に出ました。ここはプリヤンタの生まれ故郷で彼の家族の住む実家が今もあります。
イー・ツアーズのドライバーの青年たちは殆ど皆こうした地方の出身者で、コロンボに出てきて住み込みで働いているのです。
町に着いたのは3時頃でしたがプリヤンタの実家で遅いお昼を御馳走になるという話になり、
舗装されていない道に侵入し、彼の家へ。庭にハイビスカスやマンゴーの木が植わり、レンガを焼く設備が見えました。ご家族にご挨拶して お食事を用意する間、彼の甥っ子と一緒に4人で川遊びをすることに、いつの間にか決定。何も準備してないよ~と思ったけどいきなり予定外の事が起こるなんて日常茶飯事。別に驚きませんでした。

近くの森の中の川へ下りてゆき、洗濯してる女性や体を洗う少年の姿も見えました。
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プリヤンタは腰に危なっかしく薄いタオルを巻いて、社長は短パン一丁になりざぼざぼ
川の中へ。「君も入りな、タオル貸してあげる」と社長が言うけどタオル1枚でどうしろと?遠慮して、私は岸で座って見ていました。子供っぽいなーと思いつつも内心 川に来て水に入らないなんて馬鹿げてると感じ、こっそりと移動して離れたところでズボンの裾をたくし上げて、膝まで水に浸かってみました。プリヤンタの甥っ子が私を見つけ、気持ちいいでしょ?とでもいうように笑いました。

kataragama33.jpg 体を洗う少年
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社長はやっぱここでも酒をあおる
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プリヤンタ、背中がかゆいのかコンクリに石鹸を付けて背中をゴシゴシ・・・

その時足に何か触り、ぎょっとしてよく見たら5cmくらいの小魚が大量に足に群がり皮膚をツンツンつついているのです。手で掴めそうな数の多さでしたが、段々生き物の感触が気持ち良くなりそのままじーっと魚のするように任せていました。こんな健康療法がどこかの国にもあったような?

30分ほど遊んでからプリヤンタの家に戻り、食事を御馳走になりました。色々な種類のカレーやおかずがお皿に盛られていて、とても美味しくいただきました。後で聞くと、本当は猪を料理する予定だったそうですが捕まえられなかったということでした。この辺りでは結構普通に食べているものだそうです。

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プリヤンタの親戚・ご姉妹・中央私。皆とても気持ちのいい人ばかり。

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ハイビスカスの咲き誇る美しい庭。タクシーも長々とお疲れ様です。

プリヤンタのご家族は親戚大勢で住む大家族。女性が多く、みんな優しそうな人ばかり。
私はレンガ作りに興味がありプリヤンタのお兄さんに説明していただきました。この町ではレンガ作りが盛んだそうです。土は町の周辺で普通にとれるもの。庭の日向で自然乾燥させている太い薪を使い窯で丸2日間かけて焼き上げるそうです。

kataragama37.jpg レンガを焼く窯。
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kataragama39.jpg 稲のもみ殻を大量に使います

その間火を絶やさず、窯の隙間に稲のもみ殻を詰めてゆくと内部の温度が高温のまま保たれるので、もみ殻を庭に山のように貯めていました。焼きあがると真っ赤になるレンガですが、もともとの土の色は黒っぽく、焼き上げると赤くなり、コンコンと叩いて軽い瀬戸物のような乾いた音のするものが良いレンガ、重い音がするものは失敗したレンガなんだとか。売り先はコロンボで、どんどん売れていくらしいです。

高い枝になった果物を取ったり ひとしきり楽しんだ後で夕方4時ごろお暇いたしました。コロンボまで実はまだ5~6時間走らなくてはいけないので、あまり遅くまでいられないのでした。

全員でお見送りして頂いて再び車上の人に。町を出るとすぐに沿道に枕を売る店が見え始めました。このあたりは自然に綿の木が生えているので、人々が手で摘んで枕を作って売っているようです。
kataragama40.jpg 綿だけでも買えます
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プリヤンタ経由で以前から聞いていた所でしたが、計画的産業になっているわけではなさそうで、本当に自然のままのものを個人レベルで加工しているようでした。さしずめ「Pillow Village ピロー・ヴィレッジ」。枕を二つ購入し使ってみることにしました。

宝石で有名なラトゥナプラに近づくと検問が多くなり、何度か車を止められて調べられました。バスごと止められて全員降ろされている人々もいました。
ラトゥナプラは坂の多い町で、特に町の中に宝石関係の店が多いわけでもなく、ごく普通のスリランカの町並みと変わりませんでした。宝石市場や採掘場あたりだけが、この町の特別な部分のようです。宝石商人の住むエリアが高台にあったのですが車の中からは見えませんでした。裕福になると見晴らしのいいところに住みたがるのは人種問わず共通なのかも。

コロンボに着いたのは夜9時頃。思っていたよりも早かったのはコロンボ郊外からずっと道路が空いていたせいでした。日曜の夜なのに人があまり町に出ていないようでした。
いつもの旅よりも体が疲れなかったのはやはりドライバーのプリヤンタの腕の良さだと思います。乗車していても、上手い人が運転すると疲れないので不思議です。

家まで送ってもらい、社長とプリヤンタとの別れ際に「請求書は明日出すので」と言われるオチがついたけど、いつまでも心に残るような、カタラガマへの道、プージャーの経験は忘れられないものとなりました。また是非いつかカタラガマを訪れたいです。

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