社長が帰国しました |
そろそろ終わる頃ですし、やらなくちゃいけない仕事も山積、私よりも一足先に帰国となりました。
日本に来てからというもの、好きな物を食べ、飲みたいだけ飲んですっかりメタボ腹になった彼。
これを書いている今はもうスリランカの土を踏んでますが、向こうのご家族はあまりのデブさ加減に驚いたんじゃないでしょうか。
一方私は、帰国後かつおだしの煮物や納豆をバクバク食べてスリランカで付いた贅肉をそぎ落としています。
脱ココナッツオイル。脱揚げ物三昧。
私は居残って食べてるばかりじゃなく宿題を片づけなければいけませんが、日本では沢山のトライアルというかリクエストを頂きました。と言ってもドラクエのquestみたいなもので「これをクリアしなくちゃ次に進めない」という類のものです。
たぶん自分たちがこれをクリアするのは分かっていますが、じゃあ次のステージには何が待っているんだろう?という未知なものへの不安と期待が途切れなく続いてきた数か月間でした。
スリランカに居る時には部屋に置かなかったTVですが、帰国後はここぞとばかりにドキュメンタリーを見まくっていて、あちこちでキーワードになっていたのは やはり「資源の枯渇」。
数年前はNHKでも世界の地下水層の何万年単位で貯めてきた水が今世紀から減り続けているというのを放送していましたが、今は穀物の減少と奪い合い、日本含め各国の買い負け、次に目にするものは何だろうなと思いながら、紅茶よりもまず腹持ちのいいものをスリランカで作ったほうが良くないか?と考えてました。
アメリカ経済の破たんで世界が今のようなことになってから、紅茶の輸出需要が大幅に減ってしまった影響でスリランカの茶葉栽培をしている業者も大きな損害を受けています。社長も茶畑を経営していますが工場での茶葉の買い取り価格が10月には半額程度にまで落ちてしまいました。紅茶を作っても今は売れないので茶葉の買い控えをしているのですが茶摘みの人たちを無碍に解雇することも難しいでしょうし、赤字覚悟で生産を続けるかいったん止めるかという判断を迫られるのだと思います。
でも茶畑は荒れるとすぐ元には戻らないでしょうし…
紅茶は美味しいけれど飢えを満たすものではないですから。
どうせ穀物危機は来るのだから大豆や小豆などを栽培したほうが得策かも知れません。
社長は大豆に関心を持っているようでした。
色々な国で今後、主要産業が大きく入れ替わるんじゃないかなという気がしています。