マードゥリーのカタック |
マードゥリー・ディークシトですが、5月15日は彼女の誕生日であります。
インドのTOYOTA主催のエコロジーイベントに参加して踊ったときには歓喜の声をあげたもの
です。DEVDASの「マール・ダラー」を踊ってくれて、チャンドラムキーが蘇ったかと感動の
あまりに涙したのでした。
先だってはサスワティー・セーンのカタックについて載せましたが、彼女の踊りを観た後で
マードゥリーの踊りを見ると、それはもう異質なこと。マードゥリー自身も子供の頃から
カタックを習って映画界入りした経緯があるので、カタックがベースになっているのですがそもそも古典的なカタックを踊る場ではなかったのですよね、ボリウッド。
ステージショウでも、彼女がカタックをきちんと踊ったのって見たことないなあと
思っていたのですが、それに近いものがここにありました。
しかしこれもなんというか「カタックを踊る踊り子を演じた」というか。
先のサスワティー・セーンの踊りの後だと技術にも違和感を感じるのですが、顔と全身から
伝わる表現力は手足が早く動くだけのダンサーたちとは桁違いです。
彼女のステージショーの中でも、振り付けも素敵で踊りが充実しているなと思うのがこれ。
映画『Aarzoo』のなかで踊られる「sajan sajan」というダンスの再現ですが、映画のものよりもずっと素敵なものになっています。全盛期を過ぎて、脂の乗った時代の(太ったって意味じゃなくて)ゆっくりとした音楽に合わせた舞いを見ていると、見た事のないアラビアの宮殿の奥まで連れて行かれそう。
一度でいいからマードゥリーが本格的なカタックを踊るところを見たいものです。