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YASMEEN ヤスミン 店長日誌::スリランカのクリスチャン

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スリランカのクリスチャン
もうすぐクリスマスです。
スリランカでもスーパーマーケットやデパート、様々なお店のディスプレイにクリスマスの飾りつけやイルミネーションを見かけます。と言っても仏教徒の多いこの国ではイマイチ盛り上がってない気がするのは私だけでしょうか・・うだるように暑いときに厚着のサンタさんを見ると、暑苦しいなどと思ってしまいます。
クリスマスはイエスの生まれた日とされる、キリスト教の大事な日です。スリランカにも大変多くのクリスチャンがおり、「地球の歩き方」によれば2003年の国勢調査で全人口の11.3%がキリスト教徒とのこと。この国勢調査なるものがどこまで信頼に足るものかは別として、印象としては決して少なくはないようです。
私の部屋の大家さん御一家もクリスチャンで、私の部屋入り口の壁とドアには十字架とイエスの寄木細工が飾られています。07-12-23_15-15.jpg
慣習や宗教の違う国で生活していくには、相手方の国のタブーやマナーを解っておかなければと思い、渡航前にずいぶんと色々な本を読んで勉強したりスリランカの人に聞いたりして準備したつもりですが、いざ滞在してみると本には書いてない もっとセンシティブな事柄が多く、実地で学びながらも、いつも宗教的な事柄に触れる時は緊張してしまいます。

滞在してから間もない頃、大家さんの奥様が部屋に見えて、遠慮がちに微笑まれて「あなたは肉を食べますか?」と尋ねられたのでドキっとし『正解の答えは何ぞや!?』と頭の中で必死に考えてから「牛と豚は食べません、チキンをちょっと食べます」と答えたのでした。印象が悪くならないよう、必死になってしまったのですが後で思うと何のことはなく、奥様は時々私に食事の差し入れなどしてくださるので、食べ物の好みを聞いただけなのでした。お互いのことを知る挨拶程度に奥様は「私は牛肉は食べないのよ」と言われましたが、その言葉にどんな意味が込められているんだろうとずいぶん後まで考えてしまったのですが、これも、こちらが時々おすそ分けする際に、食べられないものを頂かないようにとの配慮だったようです。ちなみに私はどんな肉でも好き嫌いなく食べます。

近しい人同士以外の会話で、宗教の話が出ることはまずありません。マナー違反ですし、ましてや仕事上のお付き合いの会話の中でこうした話題に触れることはあり得ません。
ヤスミンの取引業者さんのオーナーの方にはクリスチャンが多数おり、もちろんこちらから伺ったわけではありませんがオフィスに供えられたマリア像を拝見し『この人もクリスチャンだ』と心の中でこっそりつぶやくのでした。
スリランカの社会の上流層にはクリスチャンの占める割合が多いと何かの本で読んだことがありましたがこうして、富裕なオーナーの方々の多くがクリスチャンですと本に書いてあったことも的を得ているなと感じます。

大家さんはJICA(国際協力機構)から派遣された日本人ボランティアのホストで、お家には二十歳前半のガッツのある日本の女の子がよく入れ替わりでやってきますし、私の部屋のすぐ裏手にはやはりJICAの女の子が下宿しています(何故かボランティアには女性の率が高い?)彼女たちの話は、私のほんの狭い仕事上の経験で見るスリランカとは大きく違い、困っている人たちや津波被害の場所、様々な方面に体ごと飛びこんで現地の人々と関わっているので、この国のあまり露わにならない面を目の当たりにしているようです。
先日JICAの女の子に寄付金の話を聞き、仏教徒の人たちとキリスト教の人たちで集まる額が大きく違うことや、それぞれのコミュニティのイベントでもお金のかけ方が違うのはどうしてだろう?という話でした。データも何もないのでわかりませんが、支援母体の財力が大きく異なるのかも知れません。

クリスマスも近いので昨日大家さんにパウンドケーキをお裾分けしたのですが、奥様が喜んでくださって、お礼の言葉と同時に何か言おうとした瞬間「あなたはブッディストよね?」と言って、言おうとした言葉を飲み込んで、日本式の腰を折るお辞儀とthank youと英語で言ってくださいましたが、何を言おうとしたんだろう?と今だにすごく気になっています(メリー・クリスマスか??)

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