
Microsoft Map pointより
ラトゥナプラに行くよ、と社長が言うので宝石でも買ってくれるのか?と厚かましくも期待したものの勿論そうでなく、紅茶の苗を仕入れに行ったのでした。
新しい品種の紅茶の苗木がラトゥナプラのTEA RESEARCH INSTITUTE ティー・リサーチ・インストュート(通称TRI)の畑にあるというので、Elpitiyaエルピティヤにある彼の経営する茶畑に植えるものを買いに行くことになりました。
エルピティヤはスリランカ南部のGALLEゴールの北に位置する街で、高台の涼しい地域です。ここは低地産の紅茶作りで良く知られる場所でもあります。
コロンボからラトゥナプラへトラックで向い、苗木の品種改良の行われているTRIの畑へ。
スリランカでは紅茶の遺伝子改良までは行われていない(らしい)ものの紅茶の苗の品種改良には精力的で、病気をしない木や虫の付きにくい木、沢山葉っぱが出る木など 様々な特性を持つ紅茶の苗木が実験を通じて生み出されています。
今回買いに行ったのは 多く葉の出る味の良い紅茶の苗木でした。勿論植えてみて収穫するまではどうなるかはわかりません。
「土にちゃんと根付くものもあれば そのまま駄目になるものもある」
自分の畑の土に植えてみて育ててみないことには、誰も何とも言えないのが本当のところです。

品種改良の行われている試験場。苗木がいっぱい。
今回購入したのが、上の「4042」というナンバーの付けられた苗木群。
性質によって苗木のクローンは固有のナンバーが付けられています。
既にだいぶ育っており、9ヶ月たったしっかりした苗木です。

苗木のポットごと大事に運びます。

カンバス地にくるんで 運び・・・

そのままトラックの荷台に。交互に積み上げて2段重ねにします。

2000本買ったものの、1100本の苗木しか乗せられなかったので
また行かなくてはいけません。
苗木は安いものですと1株8ルピーくらいからありますが、今回の苗木は新しい品種であるのと大分育っているために1株18ルピーの値が付きました。それを2000株購入。
しかしトラックの荷台に1100株しか乗せられず、もう一回来なくてはならなくなりました。とほほ・・・
この苗木を茶畑に植えてから、紅茶を作るための葉を収穫出来るようになるまでは
大事に育てて2年から2年半の歳月がかかります。
エルピティヤの土地では香りと味のしっかりとした強い紅茶が育ちます。
2年後にぜひ今日買った苗木から採れた紅茶を飲んでみたいです。

