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YASMEEN ヤスミン 店長日誌

YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

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スリランカ もっと美しいバティックを
ヤスミンで取り扱うバティックの納品もあらかた終り、KHANTIさんに新たに制作をお願いしているところです。色についてや仕上げについての要望など細々聞いていただいているので、今後も更に品質の良いものを目指して私たちも勉強していかなくてはと思っております。

日本の住宅の中でバティックがどのような鮮やかさを放つのか、考えるととても楽しくわくわくさせられます。
どのような部屋の風景になるか、用途も壁掛けにとらわれることなく、自由な発想でお使いいただくのが良いですね。

以前、社長とお邪魔した日本のあるご家庭で、横幅2mをこえるバティックが額装されて飾られているのを拝見したことがあり、普段は布一枚の気軽に接しているバティックが絵画のように額に収まって それは見事なものでした。
それが頭にあったのか、「バティックを額装してみてはどうか?」という社長の提案で、今回数枚のバティックに関して額装してみることにいたしました。
すると想像していたよりも遙かにバティックの美しさが引き立つのに驚き、また 大きな喜びも感じました。

バティックを額に入れることは、メリット・デメリットがあり、良い点はそのまま壁に掛ける事が出来てインテリアとしてお使いになれること、欠点は、表面をガラスで覆うと折角のバティック本来の風合いや質感が分かりにくくなるという点でしょうか。
そのため今回行った、ガラスで覆わずに布の表面を見せる額装は、バティックの美しさを生かすものです。

美しく造られた額縁というのはそれ自体が芸術で、収まる絵画を引きたてもすれば額に負けてしまうこともあるやもですが、バティックの優れた作品は、職人の造る額にも見劣りしないと感じています。

スリランカバティックの可能性はまだまだ大きく、もっともっと美しいものを見たい、そうしたものを紹介していきたいと切に願っています。
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スリランカ 爆弾事件から二晩明けて
bom.jpg Sri Lanka newsより 事件後の現場。

爆弾事件から二晩明けて、街が少しづついつもの状態に戻ってきました。
学校はまだ休校のようで、斜め向かいの小学校から子供たちのはしゃぐ声が聞こえませんが、今日はアイスクリーム売りの荷車のベルの音も復活し、人がいつもどおりの生活に戻ってきた感じです。

今回の爆弾事件は、ブティックの荷物置き場に預けられた爆弾が爆発したのですが、預けた男性が荷物を受け取らずそのまま立ち去ったのを不審に思った警備員が警察に通報し、警官が到着した直後に爆発したと、ニュースで伝えていました。ビルは半壊し、今は瓦礫の撤去作業をしています。

万引き防止のためとお客さんがゆっくり荷物を持たずに買い物出来るためのこの荷物預け場のシステムは、スーパーマーケットや本屋、大きなデパートなど到る所にみられます。事件後は荷物預け場でも中身のチェックが実施されるかもしれません。

爆弾繋がりといっては不謹慎ですが、インドのムンバイ、通称ボリウッドで2006年に制作された「BLACK FRIDAY」という社会派映画があって、1993年におきたムンバイ連続爆破テロの起きる課程と実行犯たちの姿を描いた 傑作です。「これでインディア」というインド系の有名な情報サイトの映画評で絶賛していてコロンボで購入したものです。
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インド映画というと、踊ってばっかりとかお笑い系を連想する方が多いのですが、時々珠玉の名作・傑作が生まれるので侮れません。

この映画もひたすら力強い映像と、ドキュメンタリー映画のような緊迫感にぐいぐい引き込まれて終わりまで集中力が途切れませんでした。ヒーローも悪人もいない映画ですがマイノリティの立場が何か悲しく、怒りが共感して伝わってくるような内容でした。

車やバイクに爆弾をしかけて雑踏の中に放置していく実行犯たちの様子がリアルに描かれていて、この映画を観終わった後、置いてあるバイクや車のそばを通るのが怖くてしばらく大きくよけて歩いてました。スリランカの事情とインドの事件は全く異なるもので、一緒にできないのですが、無差別に殺害するのが目的で爆弾を置いていくというのが共通しており、私も住んでる街でそうした人とすれ違ってるかも知れないですね。

ヒンディー語で字幕がなく、2度3度観ないと全体が掴めなかったのですがそれを除いてもあり余る面白さでした。興味ある方はインド系DVDを置いてるお店を探してご覧になってみてください。

コロンボに何人もの自爆テロ要員が潜入してるなどという怪情報が流れていて、買い物に行くにも遠い場所まで行かなくてはならず心配は続きますが、月曜までに通関の書類や食品輸入の手続きを終えなくてはいけなかったり・・・
なのに何映画のことなんか書いてるの、仕事しろと社長や頑張ってる皆に言われそうですが 延々と続くデータ入力作業の間の、ひとときの現実逃避として見逃していただきたいです。
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スリランカ 住んでいる街で爆弾が
スリランカ時間で昨日28日の午後5時半ごろ、PCで仕事中に突然停電になり、部屋の中の小型バッテリーが作動し始めたためデータは無事でしたが、いつまでたっても電気が復旧しません。
今日は朝から仕上がった商品の検品と引き取りでとても疲れていたせいもあり少し横になって寝ることにしました。1時間くらいして暗くなったころまだ電気が来ていないのでずいぶん蒸し暑いなあなどと思っていた矢先、私の部屋の大家さんの奥様が表で名前を呼ぶので出てみたところ、暗い中でお顔がほとんど見えないのに、声と様子でなにか深刻な事態が起きたのを感じました。すると、
「さっき爆弾が爆発したから、部屋から出ないでね。必要なものがあったら言いなさい」
どこですか?遠いところですか?とびっくりして聞くと「違うわよ!ここの町よ!すぐそこの洋服屋の前!」と言って今日は絶対部屋から出ずに鍵を全部閉めていてねと念を押されました。
すぐには理解できず、しばらく立ちすくんでいました。周囲のどこを見渡しても明かりが見えません。知人が誰か巻き込まれたかもと思い、携帯電話を暗がりで探しました。

爆弾が炸裂したのは私の住むところから100mほど離れた、街で最も人通りがあり交通量の多いヌゲゴダジャンクションです。帰宅途中の会社員や学生や子供が毎日大勢います。情報が入り乱れているのですが、大家さんのお話では荷物に仕掛けられた時限爆弾だったらしく、ブティックの荷物預け場で爆発しました。私はそこで働くおばさんを知っているかもしれない・・・日本人は珍しいのでいつも通ると目で挨拶してくれる人がそこにいました。16人が亡くなったそうです。スリランカで長年問題になっているLTTE(タミル・イーラム解放のトラ)のテロ活動かどうかはわかりません。暗い中、電気が来ないので余計に不安が募り、知り合いに安否確認を取ろうにも携帯電話がまったく通じません。回線が混雑してるのだろうか・・

仕方なく手探りでネコにえさをあげているとき突然部屋が明るくなり電気が戻って少し安心していると、社長が突然家までやって来て「何で電話に出ないんだ!!」と怒られてしまいました。
電話が鳴ったことに気付きませんでしたし、ぐーぐー寝ていたんですというと、信じられんという顔。
連日の仕事で疲れてたんです・・・・
社長はコロンボの中心地区のワールドトレードセンターから車でここまで来てくれましたが、交通規制で車は全て迂回しなければならなくなってるらしく、確かに周囲が異様に静かで不気味です。

大変な騒ぎになっており、バティック作家のKHANTIさんがキャンディから社長に電話があったり、ニュースでは学校も休校にすると言っています。会社に行く人も少なくなるかもしれません。

社長が帰宅後、連絡があり、帰る途中でまた爆弾が見つかったので通行止めになり車を迂回して帰ったとのこと。
何やら連続爆弾テロの様相を呈してきました。無差別なのがとても怖い。

スリランカは普段暮らしてる分には平和で、特に危ないこともありませんでした。街の人々もすぐ気持ちを切り替えて逞しく日々の生活に戻るでしょう。国の事態がどうなっているのか、話す人の立場によって微妙に異なるので外国人の私にはまるでわかりません。
1億円近いマンションがどんどん建設され、高級ブティックやデリが次々開店しているコロンボでは、私も時々取り残された人たちのことを忘れそうになります。

フローラルシリーズのブーケについて何か書こうと思っていたのですが、花嫁さんのブーケの美しさと近所の爆弾事件がどうにも似つかわしくないので、またいずれ・・

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スリランカ 早く来てハンドペイントアイテム
今月28日に、やっと今まで発注していた商品の7割がたが納品になるようです。何社もの製品が一斉に出来てきて、今までじりじりして待っていたので安堵いたしましたが、12月に入ると世界各国の郵送事情がクリスマスモードに入るので早く日本に手配しないと遅れる危険があってこれまた不安です。

ハンドペイントインテリアも仕上がって来ます。テーブルリネンやクッションカバーなど部屋の中の様々なアイテムを今回発注してありました。
もっと時間に余裕があったら、ベッドシーツやテーブルクロスもデザイナーさんとアイデアを出し合って新たに作ることが出来たのですが、でもあまり先を急いでもいけませんね。
向こうも海外からの注文で大変忙しいようです。社長でデザイナーのバクティさんは先月営業で酷寒のカナダまで行かれたようですが、良い反応だった反面スリランカから用意したウエアのサイズがXXLでさえカナダの人には小さかったそうで「今度あなた達がウエアの注文をくれるときは日本のサイズを全て教えてちょうだい」と言われました。

オンラインショッピングでメジャーでないスリランカのインテリアがどう受け取られるか不安半分、期待半分という感じなのですが、ハンドペイントインテリアは意外に熱い反応を頂いてるので内心すごく嬉しかったりします。もともとはうちの社長の紹介でコンタクトをとったメーカーなので彼も内心得意かもしれない。
クッションカバーは40種類弱を今回揃えました。かわいいものばかりなので本サイトUPの際はぜひ覗いてみてください。とくに象のデザインシリーズはかわいくて大のお気に入りです。
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しかし予告TOPに「12月初旬open」とあるのですが、何日までが「初旬」と呼ばれるのだろう・・12日とか13日は、もう初旬じゃ無いですよね。。。。いや!逃げ腰になってはいけないっっ

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スリランカ MATARAマータラ ファイバー工場 社長のご自宅
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マータラのファイバー工場の続きについて書く前に、やっと本日、発注しておいたシルクのハンドペイントブラウスが仕上がって来ました。制作はコロンボ在住の家族全員芸術家というお宅で、何代もの間アートに携わってこられた人々です。重厚な木の作りのお宅で、バワ風の建築がこの家の人々に実にぴったり。家の中には大きなポインターがいてとっても人懐こく、撫でると嬉しがってかわいかったです。
オーナーであり、家長のローハンさんはインドの映画監督のサタジット・レイに似た紳士で東アジアのアートにも大変詳しい方でした。
ブラウスの出来はこちらのイメージを超えて素敵でした。インドから取り寄せたシルクを染めてその上からハンドペイントした贅沢なものです。すべてのペイント部分は1点ものとして描かれています。
日本は今冬なので、販売はあまり現実的ではありませんが今回は早めに少数注文して出来上がりを見るつもりでした。個性を主張したいミセス向けにとの企画なので、夏からの本格的な開始に向けて様子を見ていくつもりです。

しかしここは完全家内制手工業なのでどう頑張っても大量仕上げが出来ません。40着程度お願いするとどのくらいの納期ですか?と伺って、うーん3か月ですねと言われた時には 仕方がないんだな、こういうものなんだなと自分で納得する以外ありませんでした。昔スリランカの三井商事が大量発注をしたそうですが、到底無理な数だったので話が流れたそうです。


さて話を前々回の続きに戻して、マータラの工場見学ののち、社長と私は会社の創業者のHiranさんのご自宅に招待されました。会社から車でわずか5分ほどの海の見える高台に、まるでグリム童話の中に出てくるようなチャーミングなレンガ造りの家。門も家に続く道の脇のオブジェも全部ファイバー製という、自分の会社の製品満載のご自宅です。Hiranさんの趣味で統一された家は、彼の財力からすると意外に大きくなく、落ち着いた佇まいです。
2222.jpg社長のHiranさん。うちの社長と同じく愛煙家。。

「この人マニアックだねえ」と、こそっと社長が洩らしましたが日本の灯篭までもがファイバーで作られて置かれていたのでびっくりです。「禅ですよ」とHiranさん。
様々なものがファイバー製なので、庭の草花や木の家具まで全部ファイバーに見えてきて私は思わずディズニーランドのアトラクションを連想してしまいました。
1111.jpg屋外に置く、こんな製品も作っている

Hiranさんと軽く仕事の話をしたあと、家のすぐ隣のホテルに皆で出かけ食事を御馳走になり、様々なお話を伺うことが出来ました。
Hiranさんはお父様が医師で、貿易にも成功されシナモンオイルを輸出していたとのこと。Hiranさんはロンドンの大学で学び、博士号を取って英国の文化や東洋の文化をその時期吸収されたようです。彼に最初にお会いしたときオーナーとは知らず、教授か何かそんな職業を連想してビジネスマンには見えなかったのですが何か合点がいくような感じです。

ヤスミンで協力をお願いしてる取引業者のオーナーの多くが、たたき上げで一代でのし上がったという人でなく、先代の方が既に教養の下地と資産を持っていた という人が多いようです。皆さんあまりがつがつしておらず、自分の美的感覚にかなったものを作りながら良い意味でマイペースに仕事をされていて 人となりにも余裕が感じられるのはそんな背景があるからでしょうか。
もっとがつがつ頑張って(急いで)ほしいと思うことも無くはないのですが・・・

海を眺めながらの食事の流れで、スリランカを襲った津波の話になりました。Hiranさんは2004年12月26日のその時、自宅で紅茶を飲んでいたそうです。
電話が鳴り、会社の工場責任者のFranciscoさんが「川から水がいきなり溢れてきて会社が大変です!」と知らせてきたそうです。Hiranさんの家は高台にあったため津波には全く気付かなかったとのことですが 河口付近にあった会社では多数の犠牲者が出て、人的被害も経済的被害も甚大で立ち直るのにずいぶん時間がかかったとHiranさんは話していました。

マータラ海沿いの民家や建物のほとんどが壊滅してしまい、今も放置されてるところが多くあります。ホテルのレストランから見える海側の丘の、コンクリートの骨組だけの建物があって Hiranさんが「あれはホテルになる予定だったんだが、津波のあとで2人のうちの出資者の片方が計画を降りてしまったんでずっとあのままになっている。売りに出されてるらしいね」と言うので、うちの社長が冗談ぽく「買うか」と笑いました。彼はずいぶんとマータラが気に入ったらしく「俺はいつかここに家を買うぞ」と決めたそうで。海大好きの彼は、ビールを飲みながら海辺でふんぞり返る生活を夢見ていますが、まあ、コロンボに比べたら地価は10分の1くらいでしょうし、スローライフが実現しそうです。
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マータラのホテルのレストランからの眺め。ヤシの木の向こうに青い海

今回の仕事の目的もあらかた終わり、このまま地獄の長距離バスに乗ってコロンボに帰るのが嫌だった私は、このホテルの部屋を見てみようとさりげなく持ちかけてみました。
本館から離れた、コテージ風に分かれている客室は3500ルピーから4000ルピーとお得で日本人も良く来るとのこと。海も見渡せるところにあるし、レストランの食事も内容と料金のバランスは大満足といったホテルなので泊る気満々だったのですが、Hiranさんがうちに泊まりなさいと言って下さったり、社長が明日の朝早くコロンボに戻らないと仕事あるよと言うので悩んだ挙句、帰ることにしました。結局、翌朝4時起きで始発のバスに乗らなければならないということに、泊まりたい気持ちが萎えてしまったんですが。

「今度来たら是非うちに泊まりなさいね」とバス乗り場まで見送ってくださった Hiranさん。海からの風の気持ちいい のんびりしたマータラから、座席の狭い長距離バスで4時間でコロンボへというのはさながら天国と地獄ですが、大変実り多いマータラへの旅でした。

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