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スリランカの王都が置かれていたKANDYキャンディを最後に1815年、シンハラ王朝は実質終焉を迎えました。
スリランカはかつては王を最高位とした身分制度がとられており、インドのCasteカーストとは異なるもののやはりカーストが存在し、今もあります。
スリランカの人によれば現代スリランカでは、カーストはなくなる方向にどんどん向かっているそうですが、見合いや婚姻の場ではやはり持ち出されることが多いようです。気にする人がまだまだ多いのですね。
さて、シンハラ王朝のあった時代は王にどれだけ貢献しているかというのも、そのカーストの地位の高さに影響を与えました。農民は高カーストであり、それは自分自身で育てた作物を王に捧げるため立派であり、日本の江戸時代の士農工商のような呼び名・形だけの地位の高さではなかったそうです。
そんなカーストの中、とても王朝にとって重要だったのがBAMUNUバムナという人々で、王の相談役・指南役として国政に関与していました。シンハラ語でバムナ、或いはBRAHMANAブラッヘマナと呼ばれ、語源はすぐに想像着くのですがインドのBRAHMAブラフマー(バラモン)から来ています。インドでは武人である藩王よりも高いカーストでありましたが
スリランカの場合はそうでなく、王が絶対的でバムナはあくまでも知的階級にとどまっていました。バムナの中の特に秀でたものでなければ、その役割を担うことはできませんでしたが、どれだけ秀でていてもバムナ以外のカーストの人間が、その役割に着くことは出来なかったといいます。
![bumunu2.jpg](http://blog.yasmeen.jp/images/20080204033612_m.jpg)
![bumunu.jpg](http://blog.yasmeen.jp/images/20080204033528_m.jpg)
その髭は、常に考え事をしているために切るのも忘れられ、眉間や顔の皺は沈思黙考の末か深く刻まれた姿で表現されています。
当店で今月中旬頃から、上のようなシンハラ文化に深くかかわる美術工芸品として「木彫」をお取り扱いいたします。スリランカ美術の素晴らしさをどうぞご覧下さい。
![yasmeen2.gif](http://blog.yasmeen.jp/images/20080202051158.jpg)
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