YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

セイロンティーの製造工場 Lumbini tea factory

物価高の話ばかりでいやですが、紅茶の取引価格もガソリン代高騰以前に上がりましたし、また今度上がるらしいのです。国際競争力に影響しないのかしら。

シンハラージャ森林保護句の南東にあるデニヤーヤのLumbini tae factory ルンビニ ティーファクトリーは歴史こそ新しいけれど、近代的設備と大変衛生的な工場を持つ紅茶会社です。
様々なグレードの紅茶をオークションに出しているところですが、次々世界の紅茶の賞をとったり、最近はティーバッグの商品化を進めていたりと意欲的。もしかしたら圧倒的成功を収めているディルマの影響もあるのかもしれませんが、経営者の方がまだ30代前半と若いせいもあるでしょう。

下はそのルンビニのプロモビデオです。低地産のつよい紅茶の香りが漂ってきそうな工場内の映像です。社会科見学のような感じでお楽しみください。



近頃は量は少なくてもいいからお茶は良いものを飲みたいと思うようになってきました。
ゴールデンティップスや東方美人、金萱茶、石乳香が気に入りです。
お茶は気持ちを落ち着かせてくれます。







コロンボで良い中国茶の買える店はないか～

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スリランカの不吉な40％ガソリン代高騰

スリランカ時間の本日0時より、ガソリン代が40％値上がりします。ハイオク 1リッター約170ルピー、ディーゼル約110ルピーという衝撃的な値上げとなりました。
日曜の朝の人々の反応が そら恐ろしい気さえしますが、これでまたあらゆるものの値段が上がってしまいます。

単なる燃料の値上げというより、評判の悪い行政の在り方や税金の使われ方への疑問といったもののほうに多くの人の目が向くのではないでしょうか。

このスクープを聞いたときの あるスリランカ人の反応は、リアルに海外への移住を考える頃がきたというようなものでした。スリランカから外国に出ようとする人は チャンスを求めている人ばかりではなく、富裕層も 馬鹿馬鹿しい政治の在り方に「巻き込まれるのは御免」と出て行ってしまう人も多いようです。つい最近も仕入先の会社のオーナーが突然に海外に移住してしまい、会社が無くなったということがあったばかりでした。

スリランカが世界の中でもっと高い位置に着けるように、というモティベーションを持って働いている人も大勢いるというのに 政府はそれを全く応援していないかのようです。

「スリランカっていい国だね」とガソリン高騰のニュースの話の際に社長が日本語でそういいました。
悪態は狂おしいほどの愛情の裏返しとも聞こえるのですが、トーンが自嘲を超えて絶望的なので国の先行きに何か深刻なものを感じてしまうのです。

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YASMEEN特別企画 スリランカバティックで北斎『八方睨み鳳凰図』

前々から、スリランカのバティックでどういうことが出来るだろうかと考えており、腕の良い作家さんたちの仕事を見ていて型にはまった需要のために新しいことが出来なくて勿体ないと思っていました。
バティック作家のKHANTI女史が北インド的題材を奇をてらうことなく生き生きと描いてくれたのを見て、新たなものに挑戦する勇気を得たような気がします。

そこでKHANTIさんに、日本画の題材を染めていただいたらどんなものが出来るだろうかと頼んでみることにしました。それが下の葛飾北斎 作『八方睨み鳳凰図』です。
原画は長野の岩松院の天井にあります。北斎の晩年89歳に描かれたものと伝えられ、老いてなお輝きを増し続けた北斎の傑作。



絵に描かれているものの説明をまずする必要がありましたが、幸いインド神話をルーツに持つスリランカには神の鳥という概念があり、バティックなどにもたびたび表現されていて私たち日本人が親しんできた鳳凰の姿と近しい姿をしていました。そのため「これは神の鳥です」と言うだけで代替理解していただけたのでした。バティックに描かれる鳳凰の多くが、フェニックス型の燃えるような「火の鳥」で、ついつい手塚治虫氏の漫画を連想してしまいます。

こんな可愛い鳳凰のバティックも。
これなんかまさに「火の鳥」！

北斎の鳳凰は実際のクジャクに似ているのでスリランカの人が見たら「モナラ（クジャク）」と思われてしまうと思ったため、まず最初に「これはクジャクではありません。日本の神の鳥はクジャクに似せて描かれたのですがクジャクとは違うものです」と念を押しておきました。

「この鳥の恰好はどうなっているの？」と聞かれたので自分自身でちょっと再現。両手を広げて「こう羽を広げてですね、ぐるっと尾が回り込んでいるんです。ぐるっと」と本当かどうか自分でも疑わしいまま、もっともらしく説明。隣で頑張ってシンハラ語に訳す社長。KHANTIさんは写真を見ながら、すでに頭の中で染め色のレイヤー分けをイメージしているようでした。

完璧とは言えないディスカッションの3週間後に出来上がったものは、色も姿も本物に出来るだけ忠実にしようとしてくれたスリランカバティックの『八方睨み鳳凰図』でした。画狂人北斎に縁もゆかりもないセイロン島のバティック作家が、小さい原画の写真だけを頼りにぶつかってくれた作品として、その出来とは別に意味深いものになったと思っています。


バティック『八方睨み鳳凰図』は日本のイベントで機会あるときに展示したいと思っています。





9月の茅ヶ崎のイベントにバティックを沢山展示予定です！

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YASMEEN 『スリランカフェアーと仲間展』

今年9月の8日～10日、神奈川県の茅ヶ崎にて『スリランカフェアーと仲間展』という催しを行います。
JR茅ヶ崎駅北口から徒歩1分、駅の目の前という好立地の「HUSKY'S GALLERY ハスキーズギャラリー」で手造りの素敵な工芸品やセイロンティー、スリランカの食品等を販売いたします。ハンドクラフトの作家さんが参加されますので、スリランカに興味のあるかた、ハンドクラフトのものに興味のある方は 是非お越しになってみてください。

HUSKY'S GALLERYの場所と情報はこちら

ギャラリーではスリランカバティックやその他スリランカンアートを多数展示予定です。
たくさんの方々のご来場、お待ち申し上げております。

『スリランカフェアーと仲間展』開催期間 9月 8日(月)・9日(火)・10日(水)
場所 HUSKY'S GALLERY JR茅ヶ崎駅北口から徒歩1分

※こちらの情報はYASMEENストア内のイベントブログで常時掲載中です。
このフェアーの売り上げの一部は、海外支援活動に寄付されます。

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YASMEEN 『永遠の花』 テーブルランプやっと入荷

欠品中のテーブルランプがやっと入荷いたしました。予定よりも遅くなってしましました。
メーカーのほうにも長いこと無かったメープルリーフ（カナダの楓の葉）のランプもようやく入り一安心です。


lamp-lft-033-Bon-2 @49,800YEN 奥行き46ｃｍ×高さ88.5ｃｍ


lamp-lft-012-K @19,500YEN 奥行き40ｃｍ×高さ46ｃｍ


lamp-lft-042-T @17,500YEN 奥行き28ｃｍ×高さ30ｃｍ

8月・9月に開催されるイベント（スリランカフェス、茅ヶ崎ハスキーズギャラリーなど）にも出品して実際ご覧いただこうと予定しております。永遠の花のオーナメントも展示予定ですので興味のある方は会場に是非お越しください！紅茶の試飲などなど美味しいものもご用意してお待ちいたしております。


lamp-lft-062-R @38,600YEN 奥行き37ｃｍ×高さ66ｃｍ


lamp-lft-40-Q @36,000YEN 奥行き42ｃｍ×高さ59ｃｍ

まだまだ準備が遅れているものも（名刺やウエアなど・・）あるのですが、スリランカは今「ウェサック」という大変重要な期間のためなのかどうなのか ネット回線がしょっちゅう落ちては何時間も回復せず泣けてきます。が、近所や町並みにはカラフルな提灯やものすごいド派手な山車が出ていて 楽しく、敬虔な気持ちになる期間です。会社もほとんどお休みなので 街がひっそりしています。
先日ワールドトレードセンターとヒルトンホテルの真ん中あたりで大きなテロが起き、10名以上の方が無くなり90人以上の民間人含む負傷者が出る惨事になりました（場所柄ビジネスマンが大変多いです）。よく待ち合わせに使っている見知った場所でしたので、正直かなり今コロンボは危ないなと感じています。テロのあった場所は、ワールドトレードセンターに入るための厳重な検問場所の付近でしたが、そこに至る前の道には すべての車両をチェックできるような検問所は一つもないので 防ぐことは出来なかったのだと思います。爆弾を積んだオートバイで突っ込んで来たというから恐ろしいです。内戦は終わる気配が見えてきませんが、先週行ったカタラガマで、そしてウェサックのこの時期に 心からこの国の平安を祈るものです。

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