
ポルヘーナ リーフ・ガーデンホテル POLHENA REEF GARSENS HOTEL
Matara,Sri Lanka. Tel: 041-222-2478, 041-222-6790 Fax: 041-222-6791
E-mail: prgh@sltnet.lk
番地がないのか探しましたが領収書にも書いてないんですね。マータラの駅を降りたらタクシーを捕まえて「ポルヘーナリーフガーデンホテル!」って連呼しましょう。
きっと連れて行ってくれます。ACルームで一泊3500ルピー。社長は「ちょっと高いな」って言っていましたが、そうかなぁ?バックパッカー向きかもしれませんね。
ポルヘーナ・ビーチでの翌朝、早くから社長は元気に1人で海水浴。
「タコ食べたい、ここのタコ美味しいんだよ」と言ってどこからか料理されたタコを
仕入れてきたので2人でいただきました。辛味を出来るだけ私のために少なくして
調理してもらったらしいですが、やはりそれでもカラかった。アンかけの味が濃すぎて
もったいないことにタコ本来の味が生きてないです。新鮮なタコはわさび醤油でいただきたかった・・・

ふと上を見上げると
↓人がいた
11時にチェックアウトしスリーウィラー(自動3輪車)をハイヤーしてファイバーグラス
本社工場に向かいました。こじんまりしたのんびりできるホテルだったので名残惜しかったです。
工場の名前を告げただけでスリーウィラーの運転手はそこまで連れて行ってくれました。マータラの街は美しいショウウインドウの店が並び、整然とした印象で道路の激しい混雑もありません。時間があったら街をゆっくり見たかったけど、今回はスケジュール的に無理でしたのでいずれまた再訪したいと思います。
工場はマータラ中心地区の路地を入ってすぐの場所にありました。
この会社の創業者であるHiranさんと工場責任者であるFranciscoさんと対面してやっと今回の仕事が始まった感じです。
Hiranさんとはコロンボで何度かお会いしており製品に関する打ち合わせをしてきましたが、私たちがコロンボからやって来るというので今回かなりの歓待ムードです。
ここは大きな会社なので、私たちが最初のコンタクトをとった時分は大分雰囲気も堅かったのですが、何度か直接お会いしてこちらのやる気のあることが分かっていただけるとHiranさん側もやる気が起きたのか、色々とアドバイスをいただけるまでになりました。
インターネットでビジネスも距離を気にせず行うことが出来て大変便利な時代になりましたが、やはり基本は人間関係だとつくづく感じるこの頃です。
早速Franciscoさんがショールームと工場を案内して下さいました。
ショールームの扉が
フローラルシリーズの製品で、押し花が閉じ込められた見事なものでしたから写真撮影。リアルな蝶が描かれていたので「ペイントですか?」と伺うと何と本物だというので驚きました。周りを暗くして明かりを通すと大変幻想的で、花々も蝶もどこか妖しい美しさを醸しています。

工場は4階建てのビルになっており作業セクションごとに分けられています。
200名近くの社員がビル内で作業しており、男女半々くらいの割合で年齢も様々。
2階は花びらを、1枚1枚下絵に沿って置いていく細かい作業をしていて、やはり手先の細やかさが必要なこの部門は若い女性が大半でした。

今回
ヤスミンで発注している製品は日本輸出向けに一から製造してもらっており、改善点やこちらの要望を盛り込んだものになっています。日本のマーケットはユーザーの品質に対する目が大変厳しいため、品質管理が最重要課題です。
フローラルシリーズは植物を扱うためこちらも大変神経質になります。
幸いにしてこの会社は輸出に慣れており、検疫に対し世界で最も厳しい国のひとつのオーストラリアにも製品を出しているため、こちらの品質面に対する要求はすぐに理解いただけました。
「永遠の花」と題した壁飾りは大半が仕上がっていてそれらもチェック。皆が作業しながらこちらを伺ってるのをなんとなく背中で感じます。仕上がりはとても美しく大変満足でした。ただ2、3改善すべき点もあったためその辺りを強く伝えておき今後の製造に反映していただかなくてはなりません。
ランプのほうは、電気部品の規格の問題や、日本のソケットセットをはめ込むための
モールド(型)作りに時間を要するため まだ日本に送ることが出来ませんが、遅くとも
12月の下旬には送りこめることが出来そうです。
ランプは特にヤスミンの事前アンケートでも評判が良いため、お客様にご満足頂けるよう万全を期したいと思っています。

↑ランプは明かりを灯してこそ美しさが見えてきます。
2階のもう一画では、ブーケの押し花を制作していて更に細かそうな作業で、皆集中して
ピンセットで花びらを扱っていました。結婚式に使われた記念のブーケを預かり、写真に撮ったのち、花も草もすべてのパーツに分けて1枚1枚分解してから、企業秘密である保存加工をして、それをファイバーの上で再び写真の通りにブーケの形に貼り込みます。

←リーフの部分のみ完了。あとは花びらをのせていく。
発注から納品までに最低でも10か月要する、実に手間のかかる作品です。
ただそれだけに感動的に美しく、思い出のブーケをいつまでも残すことが出来るのですね。
3階はフレーム制作。フレーム部分もファイバー製です。
大型フレームの作品がシンガポールに向けて輸出されるところでした。
フレームにはめ込んだら、最終的な仕上げに進みクオリティチェックを受けたあとで
梱包されます。
別の階段から再び1階へ下ると、原型を作るための金属の型を調節しており、他に
ランプの機械部分の取り付けや、食器類が特別に製造されていました。
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