YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

スリランカ コロンボの地価・物価上昇

先週の日曜にキトゥル・ハニーを製造・ピックアップしに日帰りでコトゥマーレまで行ってきたときのことですが、車内で読んだ新聞の見出しに「スリランカの地価は100％上昇する」とあって朝から少々憂鬱になりました。
100％上昇というのが、「絶対上がる」なのか「上昇率100％」なのかはっきりしなかったのですが（後者なら気絶もの）、地価が更に上がるのは間違いないようです。

部屋や家を借りるというのは毎月お金を無くしているようなものなので、もったいないと思い
小さくても家を買いたいのですが、早く行動しないと手が届かなくなりそうです。
1億円というと大金ですがコロンボの地価を考えると、すぐなくなってしまうような金額なので驚きます。

土地だけ買って、自分でレンガを積んで家を造ろうかと一瞬考えたりもしましたが、材料費も上がっているのでそれも大変です。社長のお姉さんがご自分の地所に家を建てているそうなのですが、およそ1年前の見積もり時に400万円強だったものが建てている最中にどんどん材料費が上がり、今800万円になっているらしいです。出来上がる時は1000万程度になっているのではないでしょうか？別に騙されているわけでなく、そのくらいの物価上昇率なので過去のデータは参考になりません。

数か月前、タミール・イーラムに空爆を受けて政府軍の戦闘機が破壊された頃、国会で増税がすぐ決まり500ルピーのお酒が翌日700ルピーになっていてお酒の消費量の多いうちの社長が多大なショックを受けていましたが、物価上昇の大半の原因は税金と原油高です。そのためか、銀行に現地通貨を預けていてもメリットはほとんどないので消費やビジネスに回す人が多いようです。お金の価値が下がっているのと同じなのでたとえ利子が多くついても意味がないのですね。

それでもスリランカは、日本と比較すればまだまだ物価は安く暮らしは楽だと感じます。生活に絶対必要な食費にかかるウエイトが低いからでしょう、食材の安さはいつも非常にありがたく感じています。
スーパーで私がいつも買う赤米が1ｋｇ約80円、トマトが1ｋｇ50円、ゴトゥコラなどの青菜が一束20円、鶏肉が1ｋｇ200円程度。一方輸入食材はとても高くて日本で買うのとさほど変わりません。場所によって変動しますが自炊していけば相当食費は安く済みます。それだけ第一次産業に従事している人たちの暮らしが貧しいということでもありますが・・・

日本のJICA（国際協力機構）のボランティア隊員の女性がすぐそば住んでいるのですが彼らの給与は日本円で月3万円だそうで、最初に聞いた時は 搾取されてるのでは？？といぶかったのですが、それが本当に生活資金の全てとのこと。スリランカの都心以外の街にいる隊員は、それでも余って貯金が出来てしまうそうですが、コロンボにいる隊員は3万円で1か月過ごすのはぎりぎりで、切り詰めていてもだいぶ大変のようです。

物件情報の雑誌をめくりながら、憧れとゼロの多さに溜息が出ます。

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YASMEEN モバイル版登場

YASMEENのオンラインストアのモバイル版が完成いたしました。
http://www.yasmeen.jp/

☆孔雀椰子の蜜から心を込めて作った森の美味「キトゥルハニー」！
☆産地直送 高級紅茶＆中東の王族御用達 希少なシルバーティップス/ゴールデンティップス！
☆生産者から直接仕入れの安心スパイス！
☆無添加 無香料の健康と美のハーブティー！
☆超美品 ロマンティックな 永遠の花のランプ！
などなど お手軽にケータイからご覧になれます。

どうぞよろしくお願いいたします！

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YASMEENオンラインストア リニューアル

スリランカからの輸入品を揃えたオンラインストアがリニューアルいたしました！

いや、もう時間かかってしまいました～。ずっと更新もできず、わたわたしておりました。
猫のことばかり書いて、と社長にも怒られる始末。。。。（しかし猫はもはやスリランカ生活の一部）
ホームページの中身のシステムというのは私などにはお手上げで、なにせHTMLをやっと最近になって触れるようになった程度なので・・・社長とシステム担当の皆様には本当に毎日御苦労さま、そして有難うございました（まだ終わってないけど・・・）
そういえば異なるブラウザでの見え方の違いなんか、この仕事を始めるまでは気にもしませんでした。

さてさて、スライドショーなどの新機能に加わりメルマガも登場！スリランカからのお勧め品情報など、いち早くお届けいたします。
これまで旧HPには載せられなかった新商品もお目見えです↓

スリランカの伝統工芸、名工たちの造る「木彫」
花のランプ
キトゥル・ハニーなどなど
セイロンティーには、スリランカのTEA SHAKTHI Fundから直輸入されている「DEEPTEA」のブランドが登場です。日本語教師としてスリランカに赴任され、NPO活動の支援をされている方が、低農薬で安心して飲める紅茶のみを厳選し、輸入されています。DEEPTEAの紅茶はたいへんすっきりとして喉越し良く、さわやかな印象のある紅茶ばかり。愛飲されているお客様を多年にわたって増やされ、紅茶を愛する人の輪を広げておられます。

スリランカからのこだわり商品を揃えておりますので、是非当オンラインストアにお越しください。

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母猫の帰還と仔猫の急成長 そして・・

母猫が戻ってこないかもしれないという考えが頭をよぎると、血の気が引く思いがしました。
なにしろ子猫はまだ母猫のおっぱいしか飲まないし、スリランカには仔猫用ミルクなんていう
贅沢なものはなさそう・・・・
夜中の0時近くに、昼から何も食べていない子猫に何を与えるべきかと情けなくもうろたえて
とりあえず水分を摂らないといけないと思い、水に紅茶に入れるスキムミルクとココナッツパウダーを少々入れたものを良く溶いて指で舐めさせようとしたけれど、まったく口にせず。
なるべくカロリーを消費させないほうがいいので動かさなかったけれど、仔猫のほうでも
じっとしてずっと眠っていました。

昼から夜中まで絶食なんて人間でもしんどい。水分を摂ってないのは相当いけないはずですが、水も何も口にしてくれないので、とりあえず部屋の湿度をもっと高くしようと思い、
鍋にお湯を沸かして部屋に２箇所置きました。
「明日朝9時にスーパーが開くからすぐ行って何かミルクの代替えになるもの買ってこよう」
と決めて、仔猫の傍に張り付いて、今夜は徹夜だと覚悟していると、部屋の入口にひょっこり母猫が姿を現したではないですか。
「あ！！」っと大きな声を出して私が立ち上がったので向こうは驚いてひるんだけれど、すぐ私の横をすり抜けて、仔猫の所に走り子供を抱えるようにした時に、今まで全く鳴きもせずじっとしていた子猫がミィ！と強く鳴いてお母さんのおっぱいに飛びつきました。
母猫は長いこと仔猫の体を舐めてやっていて、その様子を見ていたら、さっきまでの母ネコへの憤りはすっかり消えて どっと安堵感が押し寄せて来ました。時計を見ると夜中の3時。
かれこれ15時間の不在でした。
母猫の首の後ろの毛には何かに噛まれたような跡があり、2ヶ月後の出産を予感させます。

翌日、朝から子猫が突然に巣箱をうろうろして、あちこち引っ掻いたりにおいを嗅いだりして行動が活発になっているのでちょっとびっくり。母親もじっと見ていましたが、子猫が急に変化したのです。よく歩き回り、巣箱の棚から自力で出ようとさえしています。いままでおとなしくよたよた歩くか、母親のおっぱいを飲んでるだけだった子猫がいきなり変わったのは、母親に長いこと放って置かれたせいでしょうか？何か殻を破った感じ。

子供はその後も毎日みるみる成長し、「好奇心」が芽生えて母猫とついに一緒に巣箱から出て他の部屋をうろつくようになりました。サンダルを噛んだり段ボールを引っ掻いたりして遊んでいて、とても可愛らしい。でもなぜかあまりはしゃいでいると、母猫が首をくわえて巣箱に戻してしまうのです。
母ネコ失踪から3日後くらいに、ついにミルク以外の鶏肉を母猫と一緒に、一生懸命になって食べ始め、まだ歯が生えそろってないのか、何度も何度も噛んでから飲み込んでいました。やっと食べ始めた、となんだか一段落ついた、そんな気持ちでした。

がつがつ食べてます

耳が大きくなり、顔も猫らしくなって足もしっかりしてきました。すると母猫は突然子供に噛みついたり威嚇して猫パンチを浴びせるようになり、あまり今までのようにベタベタしなくなりました。一緒に寝てはいたけれども。子供の成長に伴い本能で、母猫は子供を遠ざけようとするのだなあとわかっているのだけど、なんだか切ない。

子供も時々少し離れたところから、母親を見つめるようになってきました

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スリランカ 母親の失踪（猫の話です）

1週間ほど前、授乳中の我が家の母猫が 妙な鳴き方をするようになり なんというか困ったような高い唸り声をあげるようになったかと思うと、今まで付きっきりだった子猫をほおって度々外出するようになりました。

すると近所の野良のオスたちがうちの周りに集まるようになり、ようやく母猫に「さかり」がまた来たのだとわかりました。授乳中で子供もほとんど歩けないのに、そんなことってあるのかなと不安になったのですが、まあ生き物のことなのでこちらも傍から様子を見ていました。
外ではオス同士の喧嘩が相次いで、にらみ合いから激しい取っ組み合いが始まり、近所のあちこちで猫の叫び声が聞こえるようになってきました。

近所の猫は、皆いい体つきをしていて、特にオスはとても大きいので凄く迫力があります。野良犬は道路で寝そべって、体も割と小さく ぼんやりしてますが、猫たちは屋根や塀の上でハンティングしながら生きているので、犬に比べて野性的で体格もしっかりした猫が多いようです。私の住むあたりは、自然はほとんどないのですが、それでもリスや小さいネズミはそこらに沢山いるので、猫の餌になるような生き物がいっぱいいるせいもあるのでしょう。

家の階段や中庭に「出待ち」の雄猫が座っていて、私を見かけてもびくともしません。
興味本位で、うちのネコの彼はどんなんだろうと外を覗いてみると・・・

・・・・・・・

もっと他にいいのはおらなんだか･･･

あまりこれまでまじまじと猫を観察してこなかったけど、うちの猫が美人（美猫）に見えた。この2匹のオスは近所の猫の中でもとりわけ体が大きく、よく見ると2匹とも顔に傷があり、昔の任侠映画の悪者みたいな雰囲気で ドスのきいたいい面構えをしています・・・
今いる仔猫の父親は誰なのか。仔猫の模様は焦げ茶のくっきりしたトラジマなのですが、この辺で縞縞のネコは見たことがないし、子猫がどのくらい親に似るのかわからないので全く判別できません。

あるとき、お昼くらいにまた外に駆けていったかと思うと、外に出たとたんに4匹の体の大きなオス猫が猛ダッシュで追って行って、塀をみんなで飛び越えて、そのまま姿を消しました。

うちの棚の中で眠る赤ちゃん猫は、うずくまってじいっとしており、母親がいなくても泣かないので、時々様子をみながら母猫の帰りを待っていました。3時間、4時間とたっても帰らず、夕方暗くなり始めても帰ってきませんでした。
子猫は母親のミルクだけで水は飲まないので、飲まず食わずで棚の中で寝ています。
はらはらして、外を5分おきくらいに伺わないと落ち着かなくなってきて、外にいる猫のシルエットに目を凝らしても母猫は見当たらない・・嫁に夜逃げされた旦那さんのように「子供をほったらかして」と少し怒ってしまい、もう会わせないとか色々考えてしまいました。結局夜10時になっても、母猫は戻ってきませんでした。
怒りと、すぐ帰ってきてという気持ちが交錯し、松村和子の「帰ってこいよ」が何度も頭の中でリフレインして、出ていってから実に10時間が経過していました。

次回に続く

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