YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

Rajshri インド映画への道

ボリウッドの映画を見始めたのは3年くらい前からですが、日本に住んでいたのでなかなか映画自体見る機会もなく、DVDもどこで手に入るのかわからないのでとりあえずTUTAYAであるものを借りるといった感じでした。「BOMBAY（ボンベイ）」でインド映画の凄さにやられ、「地獄曼陀羅アシュラ（原題：アンジャーム）」でマードゥリーのファンになってしまったこともあり、海外のサイトをあちこち検索していて偶然立ち寄ったのが、Rajshriラージシュリーの公式サイト。http://rajshri.com/

ラージシュリーは老舗の映画製作会社で、良質な真面目ともいえる映画作りをしてきた会社でモノクロ時代からのコンテンツを山ほど持ってます。
マードゥリーが映画の世界に入ったのも元はと言えばこの会社にスカウトされたからで、過去のインタビューでしばし「（ラージシュリーの創業一族の）バルジャツァー一族や、スタッフが皆素晴らしかった」と言っています。彼女のデビュー作の「Abodh（アボード）」は全然ヒットしなかったらしいけれど、今見ると男性スターの脇で女優が添え物扱いの数多の映画と違って 女性の葛藤や心の機微みたいなものを描いていてしみじみくる。

公式サイトでは、超小さい画面だけど無料で映画配信をしており、3時間近い映画1本がタダで見れてしまう。ボリウッドものだけでなく、ラージシュリーが権利を持っているTV番組やタミル映画（ラジニカーントものあり）、インドの古典音楽やインド舞踊までも無料配信されています。小さい画面では飽き足らないとなったら、ダウンロードサービスもあり、正規版のDVDよりも安く購入することが出来るとあって、てんこもりの嬉しいサービスをしてくれてます。

どれを観たらいいのかわからないというくらい数が多いのと、やや検索しづらい作りになっているので 話題になった映画のリンクを記載します。30秒のダウンロードの時間の間にCMが流れて、いきなり本編が始まります。登録も何もナシ。

題名：Rang De Basanti 主演：アーミル・カーン
http://www.rajshri.com/movies/nowplaying.asp?type=hindi&band=low&fileID=moviesContemporary172
2006年のスーパーヒット映画。目的意識の無い日々を送っていた大学生のグループが、友人である空軍のパイロットの死をきっかけに腐敗した権力への怒りに目覚めていき・・・
イギリス人の女性が冒頭から話を引っ張っていくというストーリーが新しい。インド独立の闘志たちに重ね合わされて様々なバックグラウンドを持つ若者が不正を告発するために行動を起こす、という愛国的映画だけど 冒頭からずっと「名作の予感」というじわじわしたパワーが続き 一気に見れた。多少、インドが怖くなる映画でもある。

題名：Swades 主演：シャールク・カーン
http://www.rajshri.com/movies/nowplaying.asp?band=low&fileID=moviesDrama191
アメリカのNASAで働くNRI（在外インド人）が、休暇で訪れたインドの貧しい村の現状を見て・・・・
スーパースターのシャールク主演映画だけど、ケレン味のない真面目なお話。「インドのために働こう」というメッセージが随所にあって上記のRang De Basantiとは違った意味で愛国的な映画。進行は緩慢だけど、インドの村の色々な問題を見ていく主人公モーハンに引き付けられた。
この映画に関してはミュージカルシーンは無くても良かったかも・・・

題名：Taxi No. 9211 主演：ナナ・パテーカル
http://www.rajshri.com/movies/nowplaying.asp?band=low&fileID=moviesAction188
ムンバイの街をキレまくるタクシードライバーが疾走！ドライバーと乗客の2人の男の追い詰められた人生が交錯する・・・・・
大好きな曲者俳優ナナ・パテーカルが相変わらず怖くて変で（見方を変えれば）セクシーな人間を演じている。ストーリーを超えてナナ・ワールドが展開しているが、脚本が面白いので全然飽きないで最後まで観れた。こんなタクシーにはお金を貰っても乗りたくはない。

題名：Hum Aapke Hain Koun..! 主演：マードゥリー・ディークシト＆サルマン・カーン
http://www.rajshri.com/movies/nowplaying.asp?type=hindi&band=low&fileID=moviesMusic7
1994年の公開で、インド映画史上に残る記録的ヒットとなった映画。ほのぼのしたファミリームービーであるが、映画の随所にそこはかとなく漂うインドの習慣に憂いを感じてきて涙する不思議ワールド。
ラージシュリーの創業者の孫にあたる、スーラージ・バルジャツァーの監督作品で、スリランカでも今だにこの映画の挿入歌がラジオから流れてきたりする。同年に公開された先の「地獄曼陀羅アシュラ（原題：アンジャーム）」とは180度異なる世界観で、殺しも暴力も強姦も爆発も無し。画面の色彩感覚が、ヒンドゥーの神様絵画にそっくりです。

と、こんな訳でまだまだ沢山のお宝が眠るラージシュリーの公式サイト。もしリンクが変更になっていたらサイト右上の「Search by Title」に題名を入れて検索すればOK。
上述したRang De BasantiとHum Aapke Hain Koun..!は あまりの良さに正規版DVDを買ってしまいました。

こうしたサービスを利用して全く異なる世界を持つ インド映画への道に入り込むのも一興です。

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スリランカYASMEEN キトゥルハニー＆東京国立博物館「スリランカ展」

知名度の相変わらず低いキトゥルハニーを広めるべく、色々な方々を巻き込んで
試食会なりイベントなりをやっていますが 今だ「何の蜂蜜ですか？」と聞かれてしまったり。
ハニーっていうから蜂蜜だと思われますよね。まだまだアナウンスが足りないなあと。

個人的には軽くトーストしたパンにつけて食べることが多いキトゥルハニー。
食事を作るのが面倒な時に重宝しています。それだけだと栄養バランス良くないですが。。。
スーパーで売っているホットケーキミックスでホットケーキを焼いて、バターをたっぷり
付けて今度食べてみたいです。
夏に日本に帰ったら、知人友人が私をわからなかったらどうしましょうかね・・・

「おめでた？」とか言われませんように。

さて、サイトのほうで、キトゥルの卸のご紹介のあったナビの部分を新たにして、写真を交えて
キトゥルハニーってなんですか？という問いにお答えしたいと思いました。
まだまだ足りないかと思いますが、今後もどんどん親切に御説明なりしていかなくちゃと
思っております。
下がその画像。重いけど、カンニンして下さい



話題がちょこっと古いですが、先月２８日に 上野の東京国立博物館で『スリランカ展』が開催
されるというニュースが報じられましたね。一緒にお仕事させていただいている方から翌日
伺ったのですが、開催期日が9/17からということで、スリランカフェスティバルのほとんど
すぐ後。夏から秋にかけて日本でスリランカが熱い！？と 思わず期待してしまいます。

「次はスリランカが来そう」
だなんて言いません。（内戦が終わらない限りは）
でも、とても多くの人が盛りたてるために動いているなと ひしひしと感じます。

スリランカフェスや茅ヶ崎のハスキーズギャラリーでのイベントで大変お世話になる
ＤＥＥＰＴＥＡ ＡＫＩのＡＫＩさんからメールを頂き、スリランカ展の情報なども
いただきました。
東京国立博物館の『スリランカ展』は読売新聞社などの主催で、スリランカの国宝
に相当する文化遺産など１５０作品をそろえた日本初の本格的展覧会だそうです
８～９世紀の観音菩薩座像などが出品されるとのこと。
仏像マニアには、たまらない企画といえましょう。

絶対行くぞう！

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YASMEEN リーフペーパーの印刷の経緯～バーコ印刷

リーフペーパーは、葉をそのまま紙の繊維質の中に置き、漉いて作る紙のため
葉のでこぼこがそのまま表面に残ります。
印刷用に製造される紙は、エンボスのある紙でも印刷に堪えるようにコーティング
されているものなのですが、このリーフペーパーの場合、そのコーティング加工もしない
ナチュラルな紙なので印刷には正直 大変不向きです。

それでもとりあえず表面にトナーが乗るため、コピー機やレーザープリンターには適性があり、それで出力することが出来るのですが、紙の凹凸のへこんだ部分にトナーが乗らないと
いうのは、どうにも仕方がない、それは紙の特質の為だと考えました。
スリランカでは、印刷所によっては この紙でのレーザー出力すら断られることもあり
（紙粉でプリンターの内部を痛めるので）印刷自体を諦めて封筒のみお客様にご提供して
おりました。


封筒の宛名書きは、礼を重んじる場面で使用するときは手書きが良いのですが
差出人部分は印刷でも失礼ではありません。
ただ現実的に、大部数になると差出人部分を手書きでやるのは非常な労力を要するので、
会社・団体様などでは自社の社名・住所等が印刷された封筒を持つことは極当然のことに
なっています。
リーフペーパーの封筒は、個人事業主様やエコロジーに関心をもたれる会社様にご利用
いただき、月々の書類を送る場面等々で主にお使い頂いているとのこと。必ず開封される
あてのあるご利用の際に、印象が増すというのが お客様の共通のご意見でした。

ただ、法人様や部数を多く出されるお客様のご希望としては、やはり差出人部分を
印刷出来ないかというものでした。
YASMEENの自社封筒で、オフセット印刷したものをご覧いただいたところかすれが目立ち、
やはり「これでは・・」と言われるお客様が大半でした。


オフセット印刷。葉の凹凸の部分がかすれ文字が欠けている。これでは駄目と言われて当然。

色々実験しては失敗し 考えあぐねて、ある時何となく思いついたのが
「文字が浮き出すように印刷される方法なら へこんだ紙にもインクが乗るかも」という案で、この浮き出すような印刷というのが『バーコ印刷』でした。
名刺などでたまに、文字のインクが盛り上がっているものをご覧になった方は
おいででしょうか？文字やロゴマークのところが盛り上がり、高級感のある印刷で
よく会社のレターヘッドなどにも応用されます。

スリランカにもバーコ印刷は存在し、よく結婚式の招待状に多用されているのを見かけます。
しかし、インクの乗りにやや甘いところがあり文字が太ったり欠けているものが多いため
残念ながら日本向けには出せないという判断をしました。
そこで ある日本の印刷所の方にお願いしたところ、出来上がりは思わず うなるような仕上がりで、かすれが全くなく、インクの乗りも美しいものだったため これはいけると感じました。
盛り上がるための加工技術であるため、でこぼこした紙にもインクがまんべんなく乗ったわけです。
ただし、へこんだ部分にインクが吸収されるかのように、文字は盛り上がることはありませんでした。「盛り上げ印刷」が普通の印刷になってしまった訳ですが、かすれも無く ツヤのあるインクの照りはそのままで、 初めてリーフペーパーに綺麗に自社のロゴが印刷されたのを見てやはりひじょうに感激いたしました。


バーコ印刷での自社封筒 差出人部分

かすれが無い。文字が崩れない。

凹みの大きい部分でも全くかすれなかった。

今後はリーフペーパーの印刷は、封筒そしてのちに掲載する名刺印刷も このバーコ印刷で行うことにいたしました。名刺は当初、安価なレーザー出力にて対応する予定でしたが、やはり折角の紙の良さを印刷で損なうのは無意味と思い急遽バーコ印刷のみで対応させていただくことにしました。

無料でご提供中のリーフペーパー見本に同封されていた名刺見本は、以前はレーザー出力のものでしたので、急ぎバーコ印刷のものと入れ替えをします。
詳しくはYASMEENのホームページのリーフペーパー見本請求フォームの記述をご覧ください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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書籍と音楽で旅する 『旅人 TABIBITO』 オープン

書籍とエスニック音楽CDでオーストラリアから遥か西のトルコまでの国々を追いかける
『旅人 TABIBITO』がオープンしました～！
普段なかなか忙しくて ゆっくり書店に行けない人も、興味のある国の本を素早くチョイスできるようにしています。アマゾンのショッピングモールと連動して安心簡単お買いもの＆興味のある本に類似するテーマの本も同時に見つかるので、どんどん世界が広がってゆくのが一番の魅力です。

書籍だけでなく、日本ではまだ珍しいミュージックCDもありインドの映画音楽や至高の古典音楽などなど 今まで知らなかった世界が目の前に広がることと思います。
特に日本でも知る人ぞ知る、驚異のパーカッショニスト ザキール・フセインのDVDとCDははまる人も多いことでしょう。
ボリウッド映画からも今後日本で上映される作品が多くなってくるはずですので、今から要チェック。
インドの美の権化アイシュ。

まだまだ美しいアイシュワリヤーを含め、名作・問題作と濃い映画を生みだし続けているアメージングなインド映画界です。

アラビアからも情緒あふれる旋律と、確かな歌唱力で聴かせてくれます。本場ベリーダンスはフラメンコにも通じる、女の自立心と怒りが昇華された舞踏で、経験の浅い若い娘には踊れないとも言われるほど。

旅の終焉はアジアの終端地トルコ。トルコと言えばノーベル文学賞を受けたオルハン・パムクが見逃せません。トルコ国内では政治的な発言が災いしてか国家侮辱罪で起訴されたりもして何かと話題の多い作家。
トルコ音楽界からは、タルカン！！私、この人の「Hup」のプロモ映像にやられてしまいましたが、ルックスだけでなく確かな歌唱力をもつメガスター タルカン様。

「悪魔の眼差し」TARKAN。妖しいムードと音楽の良さで人気はワールドクラス。

最近のオフィシャルHPを見たら短髪になっていて生え際が後退してる？と軽い衝撃を受けたものですが。
Hupを唄っていたころはロン毛がかっこよかった。。
美しい男性はハゲないはずなので
今後のタルカンの髪にも注目したい。

その他、キャンピング用品やサバイバルグッズなどアウトドア派の実用的な用具を揃えてあります。そのご紹介はまた今度ということで。
そんなわけでマトマリなく『旅人 TABIBITO』をどうぞ宜しくお願いいたしますー！

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YASMEEN ブックストアサイトのお知らせ

今週土曜の31日に、アマゾンのインスタントストアで『YASMEENブックストア』。をオープンすることになりました！
アジアの国々を書籍を通して知りたいという想いと、旅行好きの人に役立てるような情報をまとめたい～！という強い願望で立ち上げた次第です。
地域としてはインドネシアからタイまで北に上がりそこからインド、スリランカ、パキスタンを経てトルコまでというもの。＜悠久のアジアからトルコへ＞というテーマのため、一旦トルコで区切ることにしました。

日頃「ああ 旅行行きたいな～」と思ってらっしゃる方が、もう家でじっとしていられなくなりそうなストアになれば幸いです！

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