Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php on line 25

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php on line 30

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php:25) in /home/users/1/weblike.jp-yasmeen/web/blog/class/View.php on line 81
YASMEEN ヤスミン 店長日誌

YASMEEN ヤスミン 店長日誌YASMEEN ヤスミンの商品についてや、本社のあるスリランカでの仕事について書き綴っております。そのほか店長の自転車旅行記、インド映画などなど様々な話題について。

| VIEW | ADMIN | TAGS | ARCHIVES |
スリランカの布ナプキン生活
新しい生活を始める為にスリランカに再訪してから、早いものでもう1か月半になります。
シンハラ語の勉強も亀の歩みですが、幼児のように声に出して学んでいます。

ちょっと今回は、女性同士でないと話題にしずらい「生理用品」のお話。
女性がある年齢から年齢まで、相当に長いことお世話になる日用品のことです。

3年前スリランカに仕事で訪れて住んでいた時ですが、紙ナプキンの値段が物価に比して
結構高いのが印象的でした。
ついケチって安いものでも買おうものなら質が良くなくて下着にテープがこびりついて
取れなかったりして失敗したことも。以来、紙ナプはいいものを買おうとスリランカでは
決めていたのです。

それが昨年秋ごろ、偶然に「スリランカ初の布ナプキンメーカー」という
モミジ・ナチュラルさんのことを知り、その商品を見て一目ボレに近い衝撃を受け、決める時は早い私、
すぐさま自分のところでも取り扱いをしたいとお願いしました。

それまでは自然派志向の友人が布ナプキンを使っているという話を耳にしていたのですが
正直「布だと洗わないといけないし、忙しいし、漏れるでしょ。いくらエコでも
漏れたら嫌だよ」という先入観があって、あえて詳しく調べたりしなかったアイテムでした。
それがそのモミジ・ナチュラルを自分で使ってみて、初めて分かったことが沢山。

◎「布」から連想するイメージと違って沁み出さない。紙ナプキンと比べても遜色ない。

◎洗うのはさして面倒ではなかった。私は下着を洗う感覚で手洗い後に洗濯機に入れるだけ。

吸収力があるのには、先入観を打ち砕かれてびっくりしました。
これは吸収体と防水シートを使用して考慮されて造られているからなのですが、
多い日は色の薄い椅子に座るのも心配だったのが布ナプにしてからは不安が軽減されて本当に助かっています。
そのほかも後述しますが様々な良い効果があって、自分としては紙ナプキンに戻ったことは
ありません。

それに紙ナプキンを使いづらい、スリランカ的生活事情もあるのです。
-------------------------------------------------------------------------

義理の両親と同居している新米嫁の私の家には、家事を完全に取り仕切る義母の他、
彼女をサポートする様々な雑事をひきうけてくれるヘルパーさんが二人います。

家でゴミを出す時は、まず自分の部屋のごみ箱に捨ててから、おのおのが屑かごを
家の台所と外にある大きなごみ箱に、プラごみ、燃えるゴミ、生ゴミ、と分別します。
まずプラごみは専用袋に入れて、回収業者に出します。
燃えるゴミ(紙など)は庭でヘルパーさんが燃やしちゃう。
生ゴミは家庭菜園の堆肥を作るためにドラム缶か、犬か猫の食事に。
自分たちで、分別したゴミは再度ヘルパーさん(男性)がチェックして他のごみが
混ざっていないか逐一確認します。
その際、男性が手作業でゴミを全部確認するわけです。

相手が男性だろうが女性だろうが、マナーとして見せたくないものがあるじゃありませんか。
彼が自分の使用済みナプキンを見ちゃったところを想像するだけで脂汗が滲む想いです。

それと日本だと普通紙ナプを捨てる時はトイレットペーパーなどにくるんで見えないように
捨てますが、うちのローカルトイレ事情からして、お客さん以外に使う人も無く、家に買い置き
がないことの方が多いんです。
使わないもの。ウォシュレットのようなもんですから。

そんな生活のなかで、使用済みの紙ナプキンを捨てることの難しさを考えると紙ナプキンを使えなくなってしまいました。

家の人に見られないように、外に持ち出してこっそり処分なんて悲しいですし。。

それに体調面では生理痛が軽くなったことと、多湿なスリランカでむれから来るかぶれを
気にしなくなったのは本当にうれしいことでした。
前述した紙ナプの値段の割高感も合わせると、毎月買わなくて済むというのは
経済的にも大助かりです。

生活を変えたと言ってもよいくらいに、布ナプキンがスリランカでの生活に無くてはならないものになっています。

momiji_S_package111.jpgMomiji_Bag_RedFlower_02.jpg
デザインが可愛いモミジ・ナチュラルの布ナプ。専用ポーチも登場。



etours-banner.jpg

ケンコーコムでの販売開始日のお知らせ
ひさびさにYASMEENのお知らせです!(笑)
旅ブログのようになっている店長日記ですが一応ちゃんと仕事もしています。

kenkocom_logo.jpg

健康にかんする商品の通販サイト ケンコーコム
下記の商品が今月27日(月)から販売開始となります。

・ヤスミン キトゥルハニー ピュア ミディアム / ライト
・MOMIJIナチュラル 布ナプキン全種類(5月からの新商品含む)/ 専用ポーチ
・NEW LIFE ハーブティー5種類
・YASMEEN スパイス全種類


ケンコーコムは健康に関するもの以外もさまざまな日用品を扱うサイトとして
私もたびたび利用していたところです。
シロップ用温度計とか今だにスリランカでも活躍しているもの多数。

掲載後にまた様々なお知らせをさせて頂きます!



etours-banner.jpg


YASMEEN Buyer's Gate
家族でカタラガマ巡礼の旅 その5
帰路につくお話の前に前回のおさらい。

なぜカタラガマのキリヴィハーラは大事?
============================
スリランカの昔話では仏陀が三度スリランカに来たと言われている。
三回目に来たとき仏陀は当時(BC580頃)カタラガマ地域の王様であった
マハセーナ王様とあったらしい。王様が仏陀と会って説法を聞いた場所に
キリヴィハーラが造られたと言われている。
============================

さてAM10時ごろカタラガマを出発し帰路についた我ら家族一行ですが、私の秘かな期待に反して
まだお寺詣りは終わってはいなかったのでした。
カタラガマから出て割とすぐに、遠くに見えた白い大きなダーガバがどんどん近付いてくると その憂鬱な予感が現実のものとなりました。

IMG_2256.jpg

「ティッサマハラーマ Thissamaharamaya」のダーガバは青空にくっきりと
浮き立つように存在し、周辺ののんびりした風情の露店が並ぶ駐車場に車を停めると
ここで(また)お参りすることがわかったのでした。

日本に来た外国人が、観光であまりにも鳥居を見過ぎて「鳥居もういいよ」って言ったことがあるのを思い出したもんです。
「ダーガバもういいよ」っていうのがホントのところでしたが、あまり観光化されていない敷居の低い、地元密着型の
美しい外観のお寺へ向かっていくにつれ、結構なかなかいいところかも、などと気を取り直した
のでした。

ダーガバまでのまっすぐな大通りの両側には土産物屋がポツポツあって、焼き物などの日用品までが安く売られていたりします。
遠足か校外学習なのか制服を着た中学生くらいの子供たちが団体でやってきており、
サリーを着た女性の先生がきちきちと引率してました。


【 青空に浮かぶ白い仏舎利 ~ ティッサマハラーマ】


IMG_2251.jpg

ティッサマハラーマ Thissamaharamayaはカタラガマから南南西の位置にあります。
昔この地域はマーガマ(MAGAMA)とも呼んでました。マーガマは現在のルフナです。
ティッサにあるchaitya(ダーガバ)と湖は有名です。

このダーガバと湖を作ったのはスリランカの優れた王様だった Devanampiyatissa王
(この王の時代にスリランカに仏教が来ました。ミヒンデュARAHATH が仏教をもたらした。)
の兄弟であるMahanaga(マハーナーガ)が作ったそうです。

------------------------------------------------------------------------------

ダーガバの手前まで来ると、大体どこにでもある手や花を洗う水道があって、履物も脱いで
お参りをします。
家族は大体一緒に行動するのですが、お参りの時だけは 何となく完全に個人の状態になって
おり、いつのまにか私の好きな時間になっていたりします。
時計回りにダーガバの周りを歩きながら花を供えて、ゆっくりとした気分で波乱の人生だったブッダのことを考えていると、外国で暮らす瑣末な自分の心のもやもやも一時的に晴れてくる
のでした。

IMG_2254.jpg

一周してから本堂のような仏像のある場所でお祈りして、中学生たちの注目を浴びながら
ダーガバの敷地内を出て 割とあっさりしたお参りで終わり。
通りを戻る途中、落花生を売るおばあさんがいたので値段を聞くとだいぶ高かいのですが
物乞いするわけでもなく、こうして何らかの商売をやる人は応援したほうが良い、と。
落花生の産地・千葉県に住んでいたこともあってその落花生の味には一言あったのですが、
そういう理由を聞かされたのであえて買うのを反対しなかったのでした。
家族たちと一緒に落花生をつまみながら車に乗って出発。

とりあえずティッサが最後のお参りだったらしくホッと一安心。
これで本当に帰って落ち着けるんだと考えると睡魔が襲ってきて何度か後部座席で船を漕いで
しまいました。
スリランカの道路の質は善し悪しの差が激しくて、良い処は非常に滑らかで素晴らしいのです
が ひどい処になると陥没していたり 凸凹が激しくて車の揺れが長時間乗っていると体に大きな
負担となってきます。今回の車はサスペンションが良かったからそうでもなかったけれど、
ACも無いサスのきいて無い車だったら疲れは多分ひどいものになっただろうと思います。

帰り道は行きと違って、南沿岸部の主要都市ハンバントータ Hambantotaのまっーすぐで滑らか
な道路を走り快適。
道路の進行方向左側には小さく 画一化された住居が沢山あり、スリランカらしくない風景で
珍しかったのですがスマトラ沖地震の津波被害にあった人々の為の住居だそうです。
家の中にガスや電気もあるのでしょうけど、煮炊きを屋外で薪で行っているところが
目立ちました。

IMG_2258.jpg

帰り道に手土産を持って遠縁の家というところに寄って休憩。
庭で採れたココナッツジュースを振る舞われ、ソファに座って涼しい部屋にいたら
いつの間にかこっくりこっくり寝ていました。小母さんもかなり熟睡。
皆やっぱり疲れているんだな~。
13時近く、家の奥さんにお昼御飯まで用意して頂いてご馳走になってしまい、恐縮至極。
予告もせずに行って(しかも昼メシどき)豪勢な食事を用意してもらうなんて、日本では
ちょっとあり得ない感覚。でもそこがスリランカの人のホスピタリティで皆いやな顔せず
歓待してくれます。

ちょっと寝て、食べたら疲れも少し取れて出発することに。
別れる際にスリランカ式に親戚の目上の方の前にひざまづいて両手を合わせ
足に触れました。ワディナワというかしこまった挨拶で、私も親戚や僧侶にたびたび行います。

車に乗って発進!運転するのは夫なので、私は後ろで寝てればいいのですから疲れたとか
言えません。
14時過ぎから空が曇りポツポツと小雨が降ってきました。
疲れたのか静かになってずーっと黙っていた家族たちも道路の端に出現する
地元産の野菜や果物の露店を見ると動きだして、車を停めて品定め。

IMG_2260.jpg
IMG_2261.jpg

品物が良く安いものを探して、うんざりもせずに何件も何件も停まっては降り、
停まっては降りを繰り返す。なんてタフなんだよ~!とちょっとだけゲンナリしながらも
一緒に行かざるを得ない新米嫁。
100円くらいの差なんて良くね? なーんて間違っても言えない雰囲気です。

雨が多くて路面が濡れていたせいか途中で事故車に遭遇しました。なんと選挙カーらしい。
無理な追い越しか、避けようとしたのか、岩の壁に斜めから衝突しておりちょっと見ただけでも、助手席がないことが分かりました。随分飛ばしていたのかなと思えるほどにタイヤの跡が
道路にくっきり残っていました。

次第に辺りも暗くなり、うとうとしては起き、気がついたら家の近くの町まで来ていました。
全員くたびれ果てて20時ごろ家に到着。
ドライバーさんやお手伝いの人、隣に住む義理の姉夫婦に迎えられて、とりあえず荷物を
おろして旅を終えたのでした。

なにかと体力勝負のカタラガマへの巡礼の旅。
一番印象に残ったのは何と言ってもカタラガマ。別世界の神殿内、心温かなオーナーの居る
宿泊所、プージャ。
いつかまた行って、体験したいカタラガマへの旅なのです。

おわり



etours-banner.jpg


YASMEEN Buyer's Gate
家族でカタラガマ巡礼の旅 その4
47.jpg
プージャの為に並ぶ人々。カタラガマ神殿入口にて。

その夜はカタラガマ神殿には入らず、21時近くお参りも終え、ホテルに戻ることに。
駐車場近くの売店に行くと、少年一人と宝くじ売りのおじさんが近づいてきました。
少年は10ルピー欲しいというのでダメと私が断ると、社長は売店でヨーグルトを
買ってあげようとしたら、その男の子カウンターに身を乗り出して
「ビスケット!ビスケット!」と勝手にオーダーを変えちゃった。
社長は放っておいてお金を払ってあげました。が、転売しないようにその場で開けて食べろと
彼が言うと、男の子、袋をやぶって必死に食べだしたので その様子をみて冷たくあしらった
ことを少し後悔・・・

車の方に戻ると、行く時にたかってきた子供たちと同じ顔ぶれが揃って再び社長の所にわらわら
やってきてアイエ、お金ちょうだい となったので、もう金ないよと追い払っても向こうは
諦めない。
一回あげちゃったもんですからね。
いよいよ財布の中身を見せて「ほら見ろ、何も無いよ!俺にくれ!!」と子供たちに手を
差し出しました。そして何か用があったら俺に電話して来いなどと言って、携帯の番号を
教えていました。(結局かかってこなかった)

そんなこんなでホテルに戻り、シャワーを順番に浴びたあと ホテル内の家庭的な食堂内に用意
されていたスリランカ料理で遅い晩ご飯となりました。
ダールカレー(レンズ豆とココナッツミルクのカレー)をメインにチキンや魚など、10品目ほど
のおかずがたっぷりと用意されて、ご飯を自分のお皿に盛って食べました。

お水はボイルしてある水でしたが、やはりほんのわずかに塩味がしました。
食事はとてもいい味で全てのおかずが美味しく、今日の長い道のりで疲れた体に沁み入り
ます。オーナーに、お義父さんが明日の朝にプージャに行きますと言うと、朝は
キリバットゥ(ココナッツミルクで固めたお米)を作りますねと言ってくれました。

51.jpg
カタラガマ神に捧げる果物。

皆で部屋に戻ってから明日の支度です。カタラガマ神への捧げものの為の果物を家や道中から
てんこもりに用意してきたのですから、それを綺麗に洗い清めて、余計な汚れた部分や
ヘタなどをナイフで取ります。例えばバナナの両端の黒っぽい部分、ここも切り、果物の傷んで
る部分も取り除きます。
パインは皮を全部削いで、食べやすいように細長く切っておきます。何故かと言うと、プージャ
として神にささげた後は果物の半分をその場で戻され、それを後で自分たちで食べることになる
からです。

お義母さんのてきぱきしたやり方を横で見ながら、果物を洗い場へ持って行って洗う私。
洗った後の果物をどこに置いたらいいのかいまいちわからずに、いちいち指示を受けている
自分がちょっと情けない。
プージャ用の果物は直にテーブルの上に置いたりせずに、きれいに保ったまま 供え物用のお盆
に乗せないといけないらしいのでとても気を使いました。
(床に落とそうものならどういう顔をすりゃいいのか・・)
ドライバーさんたちから預かったコインも全て洗い清めます。果物を綺麗に切り分けて、
お義母さんが洗ったブラットというグリーンの葉をお盆に蓮の花のようにアレンジ。
コッターワの庭から大事に持ってきたジャスミンと果物を飾り付け、果物の上にはお線香と
お金を数百ルピー載せました。
お金はお賽銭として、捧げた後は戻ってきません。とりあえず今回は盛り付けを見て勉強する
新米嫁の私。

お義母さんと小母さんと社長と私、一緒になって3つの供え物を用意。その後、すぐに果物の
カスで汚れた床を掃除して、夫兼社長と私の寝どこを用意。白い清潔なタイルにエアマットを
敷いて、家から持ってきたシーツをかけました。
「明日は4時に起きなさい」というお義父さんの威厳ある天の声で、超・早起き決定(泣)

だいぶ疲れていたせいか、その夜はあっという間に眠りに落ちてしまいました。

携帯の目覚ましベルで飛び起きると、丁度4時。まだ外が暗いです。朝はまだ涼しく、お湯の
シャワーでさっぱりしてから身支度開始。部屋にモーニングティーが運ばれてきて、甘いミルク
ティーで目がちょっと覚めました。

【カタラガマ神への謁見~プージャ】


57.jpg

外は霧のような小雨が降っており、傘を持って行くことに。プージャ用の果物を載せたお盆は
かなりの重さなので、傘をさすどころでなく両手でないと、とても持てません。
お義父さんと社長と私が1つずつお盆を持ち、お義母さんと小母さんは傘やお線香などを
持って行くことにしました。

果物の上に新聞紙をかけて汚れないようにカバーし、車のトランクに乗せて6時半にカタラガマ
神殿方面へ。
早朝にもかかわらず、果物の売店や物乞いが仕事を開始していました。
私達はプージャ用のお盆を持って、傍に寄ってくる人たちをまったく構わずに神殿方面へ。
少し雨が多くなってきたので小母さんが傘をさして一緒に歩いてくれました。

果物を載せたお盆は結構な重さです。社長やお義父さんは頭の上にお盆を載せて、そこに手を
添えただけできれいに歩いていますが 私が真似したら、お盆を落っことしそうなのでやめまし
た。お盆を落としでもしたら・・・(想像だけでも血の気が引く)

お盆にひたすら集中しながら橋を渡りカタラガマ神殿まで。
周囲を見渡す余裕もなく腕の疲れに耐えて、ようやく神殿入口にたどりつくと、丁度プージャが
始まるところでした。朝早いので、まだ人も少なく私達の前には誰もいませんでした。
社長が私の分までお盆を2つ持ち、お義父さんと神殿入り口の左側に並んで一人ずつ進みます。

52.jpg
53.jpg
54.jpg
55.jpg

捧げもの用のお盆を持たない私とお義母さんと、小母さんは右に並んで後から入りました。
誰も先にいないので、あっという間に神官たちの前へ。
目の前のカタラガマの肖像をゆっくり拝む余裕もなく、神官が手に注いでくれた聖水を飲んで、
額に白い灰をつけてもらい、そして、お盆に乗った豆や雑穀入りの御飯を手で受け取りました。

68.jpg
69.jpg

手づかみで貰ったご飯を食べるのにちょっと抵抗がいりましたが、お義母さんを真似てひとくち
パクっと食べたら甘くてとても美味しい! 神様や仏陀に供えるものを作る台所で作られた
「ムルタン・バットゥ mulu-than-bath」というものだそうです。
あまりにもあっという間で心の準備もあまり出来なかった今回のプージャ。でも家族の祈りを
こめた供物を捧げるという一連の儀式を行い、体の中から何か重いものが抜けたような気が
したのでした。

70.jpg
56.jpg
71.jpg
72.jpg

私達家族の後も、次々プージャを行う人たちがやってきます。私は一旦神殿出口から出てから、
もう一回入ってコッターワで待つドライバーさんたちや、ヒジャラタおじさんに預かったお賽銭
をカタラガマに捧げるために、専用箱に入れてお祈りしました。
皆の願いが届きますように。

一連の儀式を終えて、何かちょっとホッとした様子の我ら一行。

プージャした後に半分戻された果物を神殿敷地内の専用ガラスケースに一旦保管し
今度はココナッツに体の中の「魔」を入れてそれを石にぶつけてたたき割る行事をやります。
硬い殻のココナッツの上に固形燃料を少し置き、マッチで火をつけて、両手で持ったココナッツ
を額より上に掲げてから一気に鉄の囲いの中の石にぶつけてたたき割るのですが、
新米嫁初挑戦。

58.jpg
まずココナッツの上に置いた燃料に火を付けてお祈りし・・・
59.jpg
おもいっきり振りかぶって・・・・
60.jpg
柵の中の石にぶつけてたたき割る!

ココナッツを受け取り、固形燃料をお義父さんに置いてもらってから火を付けて、囲いの前に
立ちました。もしココナッツが割れなかったら「魔」が体から出て行かないことになるし、
縁起良くないんだそうです。
ドキドキしながらココナッツを振りかぶり、思いっきり下に投げた!!!!

思わずつぶった目を開いて見た時には、割れてないココナッツがゴロンと石の脇に転がっている
様子が目に入ってきて 後ろにいた家族を振り返ると、笑っている!

わ、割れなかった!・・・・・(汗)


こういうときはどうすりゃいいの?と茫然としたら、何とおもむろに夫兼社長、罰あたりにも
柵の中に入ってココナッツをつかんでもう一回やれと言って渡すじゃありませんか。
あり得ないことですが、今のはなかったことにしちゃった!
石の真ん中にぶつけてとアドバイスされたので、今度は目をつぶらずによく見てココナッツを
ぶつけました。
もうこれでダメならば次はない。でも、今度は無事にパカーンと割れてくれて 一同胸を
なでおろしたのでした。

その後は家族でゆっくりと、先ほどのプージャの果物を食べたりして和気あいあいとした
雰囲気でゆっくりし、残った果物は大事にビニルに入れて持ち帰り、グアバやリンゴなど変色
してしまうものはその場で掃除係の人にあげて食べてもらいました。

62.jpg
周囲の家族づれもプージャを終えてホッとした様子。
61.jpg
カタラガマには猿がいっぱい。ハヌマーン・ラングールかな?

こうしてカタラガマでの家族のプージャは滞りなく(?)終わったのでした。
神殿から駐車場への道の端々には体の不自由な人や物乞いがいっぱいで、プージャのあとの
果物や細かいお金を夫があげていました。

いつの間にか晴れていて青い空が気持ちいい。9時ごろホテルに戻って汗を流してさっぱりし、
お参り用の服から帰るための普段着に着替えたあと食堂に行って家族で朝食。
ココナッツミルクと白米で作るキリバットゥとオニオン・サンボルというシンプル朝ごはん。
キリバットゥはひな祭りの菱餅そっくりの形に切り分けられたご飯で、ココナッツミルクで
炊き上げたものです。
お正月や、何か御馳走を出すときなどに作ることが多いかな?という印象。
ココナッツが豊富にある土地ならではの料理です。

帰り支度を済まして、これからがまた大変な帰路。また長~く車中の人となるのか、と。
でも運転する社長に比べたら何でもないのですが。
コロンボからカタラガマへは急行のバスも行き来しているので、夫が学生時代は友人とバスで
行ってお参りしてから日帰りしたこともあるそうです。
それって私的には「東京から京都日帰りバス旅行」みたいなイメージ。スリランカの人って、タフです。

その5に続く




etours-banner.jpg


YASMEEN Buyer's Gate
【ちょっと休憩】スリランカフェスティバル2009 開催期日
カタラガマの話の途中ですが、失礼して 昨日14日はスリランカのお正月でした。

新米嫁 兼 店長の私としましては、最初の嫁としてのお正月。
お義母さんのお手伝いをしながら、脇にまわってお客様をお迎えする・・・はずでした。
が!お義母さんの体調が思わしくなく、急きょ新米嫁がメインお給仕に立ち回ることに!
朝から来客は続き、お昼に少し間が空き、夕方にも親戚が。

日本は当然、普通に平日なわけなんで 仕事の電話もくるしタクシーの電話も鳴るし。

(新年なんかもう2度と来なきゃいいのに)

偽らざる、新米嫁の感想だったりします。いろんな親戚に会えたのは楽しかったんですけどね。
そんでもって、後日 来てくれたところ全部に行かなきゃいけないのよ~~~~

夫兼社長に言わせれば、最近は楽な方で、昔は近所全部と付き合いのある家全てに行くべき
だったし田舎の方だとふるまうためのお菓子は全部手作りだぞ!とのことで・・・
都会で皆忙しくなってるので、ライフスタイルも変化してるのでしょうかねえ。

しかし疲れた。

----------------------------------------------------------------------------------
さて、気持ち切り換えて 今年2009年のスリランカフェスティバルのお話!!
今年は一体いつなの?と気にしているスリランカマニアのあなたにお知らせです。

2009年 第6回スリランカフェスティバル 9月12日~13日(am10:00~pm19:00)

ヤスミン
は今年出るかどうか検討中ですが、是非楽しみたい年に一度のお祭りですね!
開催地は去年と同じく代々木公園です!



etours-banner.jpg


YASMEEN Buyer's Gate
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38